病院のベッドで目覚めた男(中井貴一)は一切の記憶がなく、病院を抜け出して見たテレビで、自分が国民から石を投げ
られるほど嫌われている総理大臣の黒田啓介だと知る。国政の混乱を避けるため、記憶喪失になったことを国民や家族
には知らせず、真実を知る3人の秘書官に支えられながら日々の公務をこなす中、アメリカの大統領が来日する。
さてタイトルの「記憶にございません!」これは一昔前、実際の政治家がよく使ってた所謂言い訳であってそんな所から
「これは政治家を皮肉った内容なのかな~?」とか思ったり予告で秘書が「まあ記憶が失っているからこちらで好きな方
でやりましょう」的な?発言している事から又は、実は黒幕で総理を操り人形にして好き放題に政治をする話か?と思った
りしたのですが・・・・実際はそんな話ではなく記憶喪失の総理のボケなどを楽しむ純粋なコメディものでした。
と言うのも予告通り記憶が失う前の総理は性格クズで史上最悪の総理大臣と言われる始末・・しかし石をぶつけられ記憶が
失った途端急にいい人に豹変!!一部の人間を除いて周りには隠す事にしたので、普段通りに色々と総理に言ってくるのです
が!当然全部忘れているので何の事かさっぱり解りません。でも悪い事だという事は分かっているので取り合えず謝ったり、
断る始末・・・ 文字通りの人が変わった総理なのでこれをきっかけに改心し皆に指示されて幸せに暮らせるような政治に変え
ていこうと事情知ってる周りもそれに協力していこうというのがざっくりとした前半の内容です。
まあ後半も「こいつがいるからずっと日本が変わんないだよ」という本作の所謂、敵もいるんですが基本緩い流れと笑いだけで
話は進んでいき。 最終的に夫婦愛に収束するというレビュータイトル通り特に特定の層に偏ったり、政治については・・・?
まぁ~多少は今の政治家に見てもらっほうが少しは感じるかな?と言う場面はありますが、そこまで深くは彫り込んで居ないので・・
ギャグも基本子供でも分かるものですし(但しあくまでギャグとしてだけどいかがわしいシーンはある)
誰にも薦められるものだと思います。 ☆☆☆★
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