衷
漢代金文
半紙
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白川静先生によれば「衷」とは、
衣裳の下に着こんだ肌着をいう。「甲を衷(うち)にす」とは、鎧を下に着こんで、かくすことをいう。
内にあって外にあらわれないもの、それで衷情・衷心・衷誠のように、心に関して用いる。
折衷とは折中の意である。
ということです。
そういわれると、着物を着た人みたいに見えますね、この字。
肌着がチラ見えなのかな。
それはそうと
「折衷案」というのは、「心からの案」じゃなくて
ただ「中をとった妥協案」ということでしょうね。