響きわたる孤独
十字架の聖ヨハネの詩より
半紙
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先日、内藤晃君(栄光時代に教え子です)の、すべてフィデリコ・モンポウの曲というピアノコンサートに行きました。
そもそもフィデリコ・モンポウを知らなかったのですが、すっかり魅せられました。
そのパンフレットに、内藤君が引用していた詩です。(解説も内藤君による)
「十字架のヨハネ」のことも、名前だけは聞いたことがありますが、
こういう詩を書いているなんて初耳。なにもかも「初」のコンサートでした。
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静かな夜、
黎明の夜、
ひそやかな音楽、
響きわたる孤独、
憩わせ、愛情をはぐくむ夕食
※十字架のヨハネ(16世紀スペインの神秘主義詩人・カトリック司祭)の詩「魂とその伴侶キリストの聞の霊的な歌」より。
フェデリコ・モンポウは、この詩にひときわ強い共感を寄せていた。