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一日一書 817 寸前家族(ポスター)

2016-02-25 10:15:17 | 一日一書

 

「寸前家族」ポスター

 

A3版

 

 

栄光学園では、高1で、「高1ゼミ」と称して、週に1時間だけの特別の講座をひらいています。

担当教師が、自分の好きなこと、得意なことで講座を設置し、生徒はそこから自由に選ぶのです。

成績もつけませんので、気楽に、楽しんで学ぶことができます。

中には、ぼくも一時「生徒」として参加していた「落語ゼミ」などというユニークなものがありました。

これは、落語研究の第一人者、山本進先生を講師にお招きし、しかも1学期に1度は、

落語家さんを招いて、直接落語を聞かせていただくというもの。

来ていただいた落語家さんは、柳家喜多八、柳家三三、柳家ろべえ、春風亭昇吉など

豪華絢爛たるものでした。

 

ちなみに、もう、20年以上も前ですが

ぼくは、無謀にも「水彩画ゼミ」というのをやったことがあります。

そのとき、絵を描くということを

「まったく教えることができない」、ことに愕然とした覚えがあります。

 

今年度、そのゼミで「演劇ゼミ」をやりたいのだが、どうしたものかと

英語科のH先生から相談を受け、部外者ながら、いろいろとアドバイスなどをしたのですが

H先生の努力と人望のおかげで、生徒も13名も集まり、1年かけて練習をしてきました。

といっても、脚本が決まるまでに大分時間がかかり、練習時間はそれほど多くとれたわけではないようです。

今の高1の生徒は、中1の時に教えているので、

芝居の練習が始まってから、2回程「指導」に訪れたりして楽しい時間を過ごしました。

 

栄光の演劇部は、ぼくが再興して20年続けましたが

最後の公演が2005年でした。

それから10年を経て、ゼミという形ではあれ、復活したのは嬉しい限りです。

 

 

で、このポスターの件。

H先生が、去年のキンダースペースの『赤い鳥の居る風景』のポスターを見て

是非、ポスターを作って欲しいと言うので、頑張って作ったというわけです。

これがそのポスターです。

今、学校に貼り出されているようです。

ポスターの真ん中の女性は、当たり前ですが、生徒ではありません。

担当のH先生です。

生徒の写真は、H先生が

恥ずかしがる生徒を追いかけて撮ったものだということで

なかなかいい表情です。

また、もうひとり「ふけた顔」がありますが

これは、指導に協力してくださったA先生です。

 

キンダーの時は、題字だけ提供して、あとのデザインは、キンダーの古木杏子さんが制作したのですが、

今回は、題字、デザインをすべて手掛けました。

 

 

題字の「原型?」はこれ。

かずら筆で書いたものです。

(半切三分の一)

 

 

 

また、キンダーのポスターはこれです。

この古木さんのデザインをマネして、今回のポスターも、題字を少し傾けてみました。

そればかりではなく、そもそも字で全面を覆うというコンセプト自体

古木さんのマネです。

いろいろ学んでいます。

 

 

 

 

 


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