きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「WE WILL ROCK YOU」

2005年06月23日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
 某所のプレゼントが当たったので行ってきました。QUEENは曲は好きだけど、ファンってほどでもないくらい。特に「何処に期待」という点もなく、なんとなく行ってきました。あまり曲を知らなくても、洋楽関連の小ネタをあまり知らなくても、そこそこ楽しめました。

 時は未来。「音楽」はグローバルソフト社から配信されるのみで、オリジナルの曲を作ることも歌うことも楽器を奏でることも禁止されている。学校で落ちこぼれのガリレオは、頭の中に音楽のフレーズが浮かぶようになる。これはいったいなんなのか?グローバルソフト社の追跡を逃れながら謎をさぐるガリレオ。ついには伝説の場所で「楽器」を発見し「音楽=ロック」を復活させる。ってのがあらすじかな。

 QUEENの曲を使ってミュージカルに仕上げていて、話自体はありきたりではあるものの、その方が「曲」の魅力が出るように思いました。フレディが少年時代から人生を回想するんじゃねえ。今年はすでにそのパターンを3本見ているし。これはこれでアリだと思います。ネット上で手に入るあらすじを押さえておけば字幕を見なくても話がわかるので「曲」に入り込みやすいかも。もともと「曲」自体にパワーがあるので、聴いているだけでも楽しいしね。ただ、最後の盛り上げ方が足りないかなあ。「うおおおおおおっっっ!」って雰囲気が無く、手順通り話が進んで行くというか。少々古い例えですが「アルスラーン戦記」みたいっていうの?「もしや、母上は、私の本当の母上ではないのでは?」「そうです」。。。。。って、2行で終わりかい???みたいな。もっと会場をぐうううううっと巻き込むようにして欲しかったな。
 役者さんはみなさん声が良く出ていました。特にスカラムーシュ役の女性が良かった。迫力がありつつカワイイ。キラー・クイーンも迫力満点。もちろんガリレオ役も良かったよ。

 ただ、コレが12600円or9450円ってのは、高すぎだよ。ロンドン等で大ヒットして、日本でもQUEENが流行っているから、客が入ってウハウハ~、と興行元は思ったかもしれないけれど、QUEENファン&ミュージカルファンの、どちらも取り込める内容であるってことは、どちらにも敬遠される要素があるってことで。もうちょっと安ければ「お試し」もできるけど、この値段じゃねえ。三ヶ月の興行なんだから、もうちょっと安くできると思うんだけどなあ。私なら、B席4000円ぐらいなら人にお勧めするけどね。定価ではお勧めできません。

 ビックリしたのが新宿コマ内部。改装されまくり。トイレが綺麗になったのはありがたいけど、ロビーがTDLかシネコンかってカンジ。殆どの店は撤退。幕間に団子を食べるのが楽しかったのに~。千枚漬けも買っておけばよかった。ドリンク500円など、物販が高すぎ!そして、雰囲気にそぐわないから仕方がないけど、小林一三先生の撤収は許せん~。北島サブちゃんの公演からは戻ってくるのかな。コマ内も元に戻るのかなあ。ここの改装費分、入場料を下げるべきでしょう。客入りは9割ぐらい。ただ私のような無料ご招待もそこそこいたと思います。私は「よ列」だったのですが、オペラグラス無しで全然OK。「狸」の時、ケチケチせず高い席に座れば良かったと大後悔。この席でマリコさんを見たかったなあ・・・。次回は頑張りましょう。

結論:「ル・ポワゾン」の「トップガンもどき」の方が、アレンジはうまいと思いました。
コメント
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