きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

小山卓治「eyes」四谷ライブゲート

2005年10月01日 | 小山卓治
衣装。
ピンクが混じった紫の地に
黒い小さな丸が線で繋がった模様が浮いている
ツルツルッとしたシャツに
いつもの黒いパンツ。
これがONEで言っていたシャツか・・・。
ちょっと度肝を抜かれる。

1曲目は「Soulmate」。
声は出ている方かな。
スピーカーの近くなので、正確にはわからず。
2曲目は「祭りの季節」。
まあ、故郷オフがあったしね。
3曲目は「土曜の夜の小さな反乱」。
例の部分の歌詞は
 
 9月になって私もとうとう48歳になってしまった。
 早くも娘は高校生。オレンジレンジの大ファン。

娘さんは、もう高校生なんだねえ
なんちゃって。
最近会った高校生から得たネタかしら。

4曲目に「グッバイガール」が来る。
レア曲。ありがたや。

ちょびっとMC。
東京でのソロは4ヶ月ぶりとか。

5曲目は「今夜のアリバイ」。
高校生には聴かせられない大人な曲。
(いまどきの高校生ならOKか?)
めんどくせーーー、という男の表情に
辛い気持ちと、それでも嬉しいと思う
女性の気持ちが、ひしひしと伝わってくる。
こんな都合のいい女はそうそういないけど、
でも、こういう気持ちはわかるような気がする。
アンプの調子が悪いのか、最初はギターなど
いろんな音がボケ気味。
会場スタッフが直していた。

6曲目は「裏窓」。
おおっ!
今日聴けるとは思わなかったよ。
静かなメロディに乗せた歌。
石畳など、情景全てが頭に浮かぶ。

ここでMC。
「Bootleg」の話。
今日は、vol3と4と、好評の長野版を発売。
(長野版は普通ケースに卓治のサインのみ。
 長野売りは緑のケースに鎌田さんのサイン付き)
卓治のイチオシは、デビューしたばっかりの
真駒内スタジアムで、RCやサザンが出演したライブで
フロントアクトとして演奏した「FILM GIRL」。
2万人の客(今日の何百倍?と卓治)の前で歌った。
誰も自分を知らない状況で舞い上がって歌った。
最後の「どーも ありがとう」の声が高い。
「談合坂」は九段会館での初演テイク。
主人公が女性。
97年の「BARABARA」も収録。
これは、曲そのものよりも
歌詞カードが見たいんだけど・・・・。
売れればエバラから「焼き肉のタレ」を
貰えるのだろうか。
音の編集は、卓治がPCで行っているとか。
「イヤになるほど小山卓治三昧」だそうだ。

一度話を切って、7曲目の「家族」。
ピアノへ行き8曲目の「はるかな故郷」。
この辺も故郷オフの流れね、と勝手に思う。

MC。長野の話。
お盆渋滞にハマって着いた長野は暑かった。
卓治も鎌田さんも「長野=軽井沢」だと思っていたので
とてもビックリ。
そう、長野駅周辺は盆地なので暑いのよ。
ライブハウス内もとっても暑く
「何リットルも汗をかいた」。
「最終電車」のネタで舞台に上げたのは中学生。
お父さんがファンで連れてこられたのこと。
「いたいけな横顔で、汚れた男が
 キスなんてとんでもない。」
その他、鎌田さんと、お互いに一曲ずつカバー。
卓治は、鎌田さんの「ハーネス」を歌う。
卓治によると、鎌田さんはメロディー・メーカー。
メロディがいい。
歌詞は、80%が男女が夜をさまよっている内容。
自分もかつて90%が、そうだった。
9曲目、「ハーネス」へ。
そこから、長野でリクエストされて歌った曲、
ということで、10曲目「丘の上の風景」。
これが女性に嫌われるのは、
男が出て行くからではない。
出て行く男だというのは、女は承知しているんだよ。
問題は、女は安定志向で、男が出て行った場所で
変わらず暮らし続ける、と、男が思っていることだ。
女が出て行く、なんて、露ほども思わないことだ。
男が、「家族を捨てて出て行っちゃうオレ」に
陶酔していることなのだ

出て行くのなら、
さっさと黙って
出て行けよ。

と、思うわけですわ。

長野についてのMCが続く。
長野ライブは見切り発車だった。
長野ライブ後、見た人からのメールが届く。
夏は長野で
鎌田さんと
年末は江古田で
スマイリーと

うへーーーーーーーーーーーーーーーーー。
そして大分について。
ライブ前に高校生からメールをやり取り。
この年齢になると、そんなことは
皆無なので
胸がキュン
絵文字たくさんで来て、
自分も絵文字を織り交ぜて返信したいけど
知らないので普通の文章になる。
なんたって、父兄の方が同年代だし。
学園祭の舞台、自分の出番の前に袖で見ていたら
卓治を見た女子高生が
胸の前で手を合わせ
 ↑ お祈りするみたいなポーズ
目をキラキラ
で、卓治を見たそうだ。
本番では、「最終電車」のネタもやった。
2人で揺れながら歌ったけどキスはなし。
「いたいけな横顔で、汚れた男が・・・
 って、今まで出てくれた女性が
 いたいけではない、ということではない。
 なにせ、相手は10代だし・・・」
言い訳無用じゃ。
それから、「種」を歌ったとき
生徒や父兄も舞台に上がって一緒に歌った話。
そして、なぜ、この学校に呼ばれたかというと
ここで教師をしている卓治ファンが、
国語の教材で卓治の曲を使ったから、
という話から11曲目「YELLOW WASP」。
昼間見た「李香蘭」より、
よっぽど、インパクトもメッセージ性もある、
と思った。
3時間かけなくても、こっちの方が
よっぽど心に響くよ。

12曲目は「夏の終わりに」。
これも故郷オフの流れかな。
13曲目は「今までの僕は」。
なんと珍しい。
前回は99年12月24日演奏。

参考 → 小山卓治演奏曲検索

これは、「funny day」「sunny day」
というフレーズが、卓治のイメージとは
かけはなれすぎているのが嫌いだった。
プラス、いま、ようやくわかったのかい。
遅すぎるぞ、という気持ちも沸いて来ちゃうの。
今回も、九州に行ったり
高校生にあったりで、「今までの・・・」
と思ったのかな。
いまも、48歳で歌う曲か?
とか
返事の来ない
手紙を書き続けることなんてもうしない

とか言われても、
返事を期待するな
とか、思うけど、
それでも、以前よりは、
歌詞が、こちらに突き刺さる気がした。
だけどそこからは
何も生まれないことを学んだ

とかが、特に。

MC。食べ物関係。
戸隠そば。
「とがくれ?とがくし?」
九州の人は読めないんだ。新発見。
大分の名物は「とりでん」。鳥の天ぷら。
名物を食べた!と言おうと思ったら
この(ライブハウスの)近所の弁当屋で
「とりでん弁当」を売っていた。
それから今後の予定。
まだ詳しくは決まっていないけど
(1)年内にスマイリーと江古田
スマイリーについては、
この1年連絡を取っていない。
FAXでのやり取りなので面倒。
生きているのか?
まだ髪の毛はあるのか。
もうひとつは
(2)年明けに東京
1月に予定の詰まっている私は
大変ブルーになる。
特に1月9日はRFM。ぶつかったらどうしよう・・・。
(終演後に友人から卓治の年明けは2月じゃない?と慰められました)

ここからアップテンポの曲。
ようやく客のエンジンもかかる。 
14曲目「吠えろ」
15曲目「HEAT OF THE NIGHT」
16曲目の「Crying Bee」。
恒例の脱線は
 ・シーサイドバンド
 ・雨上がりの夜空
 ・トレイントレイン
 ・ガラスのジェネレーション
 ・翼の折れたエンジェル
「翼の・・・」では、
「研さん、オチに使ってゴメン」と、付け足し。

17曲目は「カーニバル」。
前奏で、ノリの悪い客に業を煮やす卓治。
 「会社でいやなことがあったのか?
  女房と喧嘩したのか?
  子供がグレたのか?」
みなさん、どれだったのでしょう?
それなりに盛り上がり、一度〆。

アンコール。
卓治登場に「バンドでやって」と声が掛かり
「なにをいきなり」と返す卓治。
さらに、「シャツが眩しくて」のツッコミ(←ナイスです!)に
「いけすかないシャツだろう」とご満悦の卓治。
「PARADISE ALLEY」。客のコーラスが入る。
最後、卓治が立ち上がり、客席を見渡しながら歌う。
次の曲のためのチューニング。
「この辺になってくると、合っているギターがなくなってくる」
そして「欲望」。
客のノリも良い。

一度引っ込み、「卓治」コールで再び登場。
「eyes」では
 ・新しい視点で
 ・新しい曲を
と思っていたが、加えて
 ・新しい街で
も、追加したい。
「なにも決まっていないけど
 無理かもしれないけれど
 気持ちはある。」
を、繰り返して訴えていたら
「わかったから」と、大人なツッコミが入る。
そんなワケで、と
「壊れた自転車」。
まさかの曲。嬉しすぎる。
演奏後、「もう1曲ね」と
声は出さず、指で示し、ピアノに向かい、
「Show Time」。

ラストのラストは、ちゃおの挨拶でした。
 
 
 
全体的に盛り上がりに欠けていた。
卓治のテンションは高いけど
客はそれほどでは無かった。
私自身は、いろいろ予定が立て込んでいて
「卓治のライブ向け」に、
心身とも切り替えることができなかったので
堪能度がイマイチで、
これからは、卓治のライブ前には
あまり予定はいれとかんでおこう、と
猛省しましたが、
他の人はどうしてなんでしょう?
なんでこんなにノリが悪かったの?
と、友人に聞いたら
「会場が寒かったからじゃない?」
と言われました。
私は厚着をしていったので気が付きませんでしたが
かなり会場内が寒く、舞台に集中できなかったそうです。
今後は、心持ち室内温度を上げていただければと思います。
 
 
流れのメモだけで、感想が少ないけど、
今日の所はコレで。


追記
物販の今泉さんの手際が
素晴らしく良かったです!!
流れるような客捌き。
感動しました。
 

今回は都合によりネタ帳を作りました。
本番中にメモメモ。
本当はメモなんか取らず、
1日後ぐらいに、まだ記憶に残っていて
文章化できるようなことこそ
「ライブから受け取った物」だと思うのですが
(それで残らないなら、それだけのこと)
これだけ前後に予定が詰まっていると
脳味噌には突き刺さらないんだよね。
皺がないツルツルの状態の脳味噌だと、
外部からの刺激が全て表面で滑り落ちてしまうの。
こういう生活は改めないとなあ、、、と思ってはいる。
いるが・・・。ね・・・・・・・・・。
コメント (2)
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「李香蘭」劇団四季

2005年10月01日 | 劇団四季
 2回目です。前回と同じところで眠っちゃったよ。野村さんは、さらに喉が厳しくなっていたみたい。辛そうでした。

 粗筋だけの舞台は、あんまり面白くないですね。それよりも、今回なんだかな~、と思ったのは、
 
 ・加害者の日本人が
 ・被害者の中国人の台詞として

「徳を持って 赦そう」と言わせていることです。
日本人が、作るべき台詞か?
自発的に、向こうの人が、そう作るのなら
仕方がないのですが、
日本人が作って、中国人役に言わせるって
すごく傲慢じゃないですか?
戦争は悪いことだけど
自分は悪くない、っと
言い張っているようで、
オチとしては、かなり疑問です。
加害者の言い訳、ひとりよがりですよね。

芝さんが出ていなければ、
行かなかったな~。
劇団経営の手腕はともかく、
純粋に、脚本家・演出家としては
植田巨匠の方が格段に良い。
某氏より。

李香蘭、6歳、でなく、7歳でしたね。
13歳の時、「お兄様」は、
せいぜい20歳ぐらいなんだろうなあ。
設定上。
ナチュラルに43歳だけど。
満映撮影所で、金ぴかの衣装を着た
李香蘭を見守る杉本の眼差しが切なかったよ。
本人の思惑を越えて利用される彼女を
痛々しくも、なんというのかなあ、
自分だけは彼女の本当の姿を知っていて
守らなければ、と思っているような「目」だったよ。
ちょっと、胸キュン。
 
膝を打つ振付のダンスを踊る種井さん。
3回に1回は膝に手が付いていない、
と、突っ込む我々。
でも、いいのよ。
ああいう体型の人が舞台にいるだけで
舞台に深みが出るよね。

芝さんは、次は何に出るのかなあ。
高井さんシングルのファントムに
入って欲しいけど、練習していないだろうなあ。
やっぱ猫屋敷かな。
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