芝居はオペラ「イル・トロヴァトーレ」を下敷きにした物語。女官レオノーラは、吟遊詩人マンリーコを愛しているが、そんな彼女にルーナ伯爵は横恋慕。マンリーコをジプシーと蔑み殺そうとする。傷つき母・アズチューナに介抱されるマンリーコは、母から秘密を打ち明けられる。ルーナ伯爵の父によって、自分の母・マンリーコの祖母は火刑に処せられた。復讐のため先代伯爵の息子、現在のルーナ伯爵の弟を掠って焼き殺したが、暗闇だったため自分の子と間違えていて燃やしてしまった(そんなコトって、あり?)。自分の母と子供のために、伯爵(実の兄)に復讐しろと言う母の言葉に頷くマンリーコ。
一方、マンリーコは殺されたと聞かされたレオノーラは修道女になる決意をしていた。が、マンリーコが現れ、二人で消え、暗転後のレオノーラは毛布一枚を体に巻きつけただけの姿で「♪結婚前に結ばれると思わなかったけど~、しあわせ~~」みたいな歌を歌う(ひーーーー)。
それから三ヶ月後。♪私はずっと嫉妬の炎を燃やしていた~、と歌うルーナ伯爵は、マンリーコとアズチューナを捕らえ(マンリーコはいつ捕まったんだ?)火刑にすると発表。レオノーラは伯爵に取引を持ちかける。牢獄に現れ牢の鍵を持ち逃げ道を教えるレオノーラに、怒るマンリーコ(鍵を投げ捨てるところがメチャクチャかっこいいのだ!)。しかしレオノーラは伯爵のモノにならないために、すでに毒薬を飲んでいたのだ。マンリーコの腕の中で死ぬレオノーラ。翌朝、火あぶりにされるマンリーコの姿にアズチューナはルーナ伯爵に叫ぶ。彼はおまえの弟だと。伯爵ガビーン!そのままマンリーコ以外ストップモーション。マンリーコはジーザスのポーズで幕。
愛の物語、という点では、ファンは大泣きのようです。私はファンじゃないので泣きませんが。問題は、タニ以下のジプシーが、非キリスト教徒ということで蔑まされ、あげくに一人づつ殺されていくところです。キリスト教徒(イメージはアメリカ)対非キリスト教徒の図式がしつこいぐらい示されるのには、もう、うんざり。なんで金を払ってキムシンの説教を聴かねばならんのだろうか。勘弁して欲しいよ。主演のファンならラブ・ストーリーの方にのみ集中できるんだろうけどさ。私は嫌いだね。
んで、キムシン(と甲斐先生)は、新作オペラを作りたいんだろうか、なんて思ったり。一つの団体が新作を作るのって、それはそれは大変なこと。金にしても、なんにしても。それを軽々とやっちゃうのが宝塚なんだよなあ、と。その体制には感動した。内容的に失敗したとしても、「キムシン、ご勘弁~」って言われて終わりで、興行的な失敗は、まず無い。それが可能な団体って他にはないよな~。しかもこれだけ人数を使えて。だからこういうオペラ物を作りたいんだろうなあ、と、理解はできるけど、そろそろ路線を替えて欲しい。次は月組だし。また説教系になるのかな。かと言って「愛のソナタ」系もご勘弁だよな~。
ショーは三木先生の定番ジャズ物。目新しさは殆ど無いけど、黒燕尾があるから、まあ、いいや。最近話題の「ピアノマン」ネタもありました。記憶を無くした男(タニ)が、いろんな音楽を聴いて記憶を呼び覚まそうとするの。いろんな音楽が「白鳥」の3幕みたいなイメージでした。
次作で退団が決定したたかこさん。今まで、コスプレ衣装が見栄えする人ってイメージでしたが(そのためだけに金を払ってもイイと思ってます。そして払ってきました。)、牢獄の鍵を投げ捨てるところで、初めて「男臭さ」を感じました。素敵・・・。
ハナちゃんは、堂々のヒロイン振り。ソロも長いし、見せ場も多い。純情可憐なお嬢様。女官だけど。キムシンにとって、ハナちゃんはミューズなのだろうな。
ガイチは、、、。最後ぐらいは恋愛が成就する役をさせてあげたかったなあ。豪華な衣装で良かったけど。ガイチの歌声を聞けなくなるのが寂しいなあ。
タニは、芝居においては、歌いそうになるたび「あ~、やめて、歌わないで~」と、心の中で呟いてました。歌い出せば「やっぱりタニよね・・・。どうにかならんかなあ。でもこの破壊力が魔化魍退治に必要なんだし・・・」と思ったり。しかし、ショーのジャズは悪くないと思う。アップテンポの曲をあてがえば、なんとか誤魔化せそうだ。ビジュアルはイイと思う。赤い衣装の時は目を引くよね。芝居でも胸元を大きく開けていましたね~。すっかり大人っぽくなっちゃって。
あひるも活躍中。階段降り一人だったし。スッシーの黒燕尾には惚れるね。るいるいは、浮いちゃいないが、やっぱ、もう、「お姉さん」だねえ。
んで。ショーを観て思ったのは。
次期宙1はタニだな。
しかもタニ・ハナ
じゃなくて
ハナ・タニかもよ。
そんなことがグルグル頭を回って、
ガイチの歌声を聞くどころじゃなかったよ・・・
いままでたかこさんと組むか
男役or娘役を侍らすかの、
どっちかだったハナちゃんが、
タニとがっつり組んで踊るところが数回ありました。
とりあえずはタニが2番手確定ってことで
組んでいるんだろうけど
それでも、いままでのワタル君とかミズとかとだって
ここまでしっかり組んではいなかったと思うのよね~。
考えすぎかもしれないけれど。
もしかしてハナちゃんは
同時退団か、下級生のタニと組むか
決断をせまられているのかも、
で、タニと組むと決断したのかも~~
なんて考えちまいました。
どうなるんでしょうねえ。
10/29追記
スポニチ、薮下さんの記事に
http://www.sponichi.co.jp/osaka/ente/takarazuka/backnumber/051029/takarazuka.html
なお相手役の花總は
現時点では
和央退団後も宙組に残って
活躍するという。
って書かれてました。
ショックによる笑いの発作が・・・
笑いすぎて涙と鼻水が出てきたよ。
一方、マンリーコは殺されたと聞かされたレオノーラは修道女になる決意をしていた。が、マンリーコが現れ、二人で消え、暗転後のレオノーラは毛布一枚を体に巻きつけただけの姿で「♪結婚前に結ばれると思わなかったけど~、しあわせ~~」みたいな歌を歌う(ひーーーー)。
それから三ヶ月後。♪私はずっと嫉妬の炎を燃やしていた~、と歌うルーナ伯爵は、マンリーコとアズチューナを捕らえ(マンリーコはいつ捕まったんだ?)火刑にすると発表。レオノーラは伯爵に取引を持ちかける。牢獄に現れ牢の鍵を持ち逃げ道を教えるレオノーラに、怒るマンリーコ(鍵を投げ捨てるところがメチャクチャかっこいいのだ!)。しかしレオノーラは伯爵のモノにならないために、すでに毒薬を飲んでいたのだ。マンリーコの腕の中で死ぬレオノーラ。翌朝、火あぶりにされるマンリーコの姿にアズチューナはルーナ伯爵に叫ぶ。彼はおまえの弟だと。伯爵ガビーン!そのままマンリーコ以外ストップモーション。マンリーコはジーザスのポーズで幕。
愛の物語、という点では、ファンは大泣きのようです。私はファンじゃないので泣きませんが。問題は、タニ以下のジプシーが、非キリスト教徒ということで蔑まされ、あげくに一人づつ殺されていくところです。キリスト教徒(イメージはアメリカ)対非キリスト教徒の図式がしつこいぐらい示されるのには、もう、うんざり。なんで金を払ってキムシンの説教を聴かねばならんのだろうか。勘弁して欲しいよ。主演のファンならラブ・ストーリーの方にのみ集中できるんだろうけどさ。私は嫌いだね。
んで、キムシン(と甲斐先生)は、新作オペラを作りたいんだろうか、なんて思ったり。一つの団体が新作を作るのって、それはそれは大変なこと。金にしても、なんにしても。それを軽々とやっちゃうのが宝塚なんだよなあ、と。その体制には感動した。内容的に失敗したとしても、「キムシン、ご勘弁~」って言われて終わりで、興行的な失敗は、まず無い。それが可能な団体って他にはないよな~。しかもこれだけ人数を使えて。だからこういうオペラ物を作りたいんだろうなあ、と、理解はできるけど、そろそろ路線を替えて欲しい。次は月組だし。また説教系になるのかな。かと言って「愛のソナタ」系もご勘弁だよな~。
ショーは三木先生の定番ジャズ物。目新しさは殆ど無いけど、黒燕尾があるから、まあ、いいや。最近話題の「ピアノマン」ネタもありました。記憶を無くした男(タニ)が、いろんな音楽を聴いて記憶を呼び覚まそうとするの。いろんな音楽が「白鳥」の3幕みたいなイメージでした。
次作で退団が決定したたかこさん。今まで、コスプレ衣装が見栄えする人ってイメージでしたが(そのためだけに金を払ってもイイと思ってます。そして払ってきました。)、牢獄の鍵を投げ捨てるところで、初めて「男臭さ」を感じました。素敵・・・。
ハナちゃんは、堂々のヒロイン振り。ソロも長いし、見せ場も多い。純情可憐なお嬢様。女官だけど。キムシンにとって、ハナちゃんはミューズなのだろうな。
ガイチは、、、。最後ぐらいは恋愛が成就する役をさせてあげたかったなあ。豪華な衣装で良かったけど。ガイチの歌声を聞けなくなるのが寂しいなあ。
タニは、芝居においては、歌いそうになるたび「あ~、やめて、歌わないで~」と、心の中で呟いてました。歌い出せば「やっぱりタニよね・・・。どうにかならんかなあ。でもこの破壊力が魔化魍退治に必要なんだし・・・」と思ったり。しかし、ショーのジャズは悪くないと思う。アップテンポの曲をあてがえば、なんとか誤魔化せそうだ。ビジュアルはイイと思う。赤い衣装の時は目を引くよね。芝居でも胸元を大きく開けていましたね~。すっかり大人っぽくなっちゃって。
あひるも活躍中。階段降り一人だったし。スッシーの黒燕尾には惚れるね。るいるいは、浮いちゃいないが、やっぱ、もう、「お姉さん」だねえ。
んで。ショーを観て思ったのは。
次期宙1はタニだな。
しかもタニ・ハナ
じゃなくて
ハナ・タニかもよ。
そんなことがグルグル頭を回って、
ガイチの歌声を聞くどころじゃなかったよ・・・
いままでたかこさんと組むか
男役or娘役を侍らすかの、
どっちかだったハナちゃんが、
タニとがっつり組んで踊るところが数回ありました。
とりあえずはタニが2番手確定ってことで
組んでいるんだろうけど
それでも、いままでのワタル君とかミズとかとだって
ここまでしっかり組んではいなかったと思うのよね~。
考えすぎかもしれないけれど。
もしかしてハナちゃんは
同時退団か、下級生のタニと組むか
決断をせまられているのかも、
で、タニと組むと決断したのかも~~
なんて考えちまいました。
どうなるんでしょうねえ。
10/29追記
スポニチ、薮下さんの記事に
http://www.sponichi.co.jp/osaka/ente/takarazuka/backnumber/051029/takarazuka.html
なお相手役の花總は
現時点では
和央退団後も宙組に残って
活躍するという。
って書かれてました。
ショックによる笑いの発作が・・・
笑いすぎて涙と鼻水が出てきたよ。