きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「リンカーン弁護士」

2012年08月22日 | 映画
リンカーン(車のね)の後部座席を
事務所のように使う売れっ子の弁護士ミック・ハラー。
依頼人の金次第で有利な判決を勝ち取る。

あるとき「確実に金になる」暴行事件の弁護を依頼された。
無実を訴える被告。
簡単に見えた事件だったが、
ミックがかつて担当した事件に繋がることが判明。
被告も実は、一筋縄ではなく・・・


どこかで見た映画の予告で流れて
見たいなー、と思っていました。
理由はマコノヒーの髪!
もう無くなっているかと思っていたのに!
そのうえ、ウィリアム・H・メイシーがロン毛で
ワクワク感倍増!

そんな軽い気持ちで見に行ったのですが
これがけっこう「アタリ!」でした。

アメリカの司法制度はよくわからないのですが
それでも、ドキドキハラハラ。

依頼人(被告)は無実で、
好青年だと思っていたのに
実はまったく逆で、
冷酷で計算高い犯罪者だった。
それを弁護し、彼を無罪にしなければならない。
金次第で動く弁護士にも
ぜったいに譲れない「正義」があった。
それを守るために、どうすればいいのか?

悪人は誰、といのは中盤までに判明しますが
それをどうやって追いつめるのか。
もちろん弁護士の方も
あの手この手を使われて追い込まれます。
反撃に出られるのか。
どこを終着点にするのか。

よし!終わった!!
と思った後に五転六転ぐらいして
いったいどうなるのか、
手に汗を握りっぱなしでした。

弁護士の反撃の手段がひとつひとつ
封じられていくのが明確で
いや、もう、辛かったわ!

それでも、自分の仕事はきっちり完遂する。
「彼が悪い!」と悪人を指さして終わりじゃないんだわー。

いろんなところに伏線があって
それの回収具合も良いかんじ。
あのネタはここに繋がったのかー、と。
最後の一言も気が利いている。


マコノヒーを見るのは「サハラ」以来かも。
スーツをキリッと着込んだ姿はとてもスマートで
充分イケメン枠なのに、
悪徳な笑顔が似合っていた。
味のある役者になったなあ。
したたかに悪徳であるには
有能じゃなきゃダメなんだけど、
その辺も上手く見せてくれた。
生え際はジュード・ロウより維持してた!
意外!

元妻がもうちょい美人なら……、
しかしペネロペはその辺にはいないよなあ。
仕方ないか。

メイシーは「やっぱり」な役柄だった。
そのロン毛、必要?

ちまたでは、マイケル・パレ出演作品、
という面でも盛り上がっているみたいですね。
往年の面影はあんまりないけど
スーツが似合う人になっていた。

個人的には、マスタングさんが
ドンピシャに好みの大ストライクでした。
コメント
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