きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ソボク」

2021年07月16日 | 映画


遺伝子操作を加えたクローンの少年は不死の細胞を持っている。
余命宣告を受けた元情報部員は
その細胞で治療を受けることを条件に少年を護る。

SFから始まりファンタジーからホラーになり、
最後は韓国映画らしいエグみ。
盛りだくさんだけど、
メインは不器用な男2人の逃避行です。

正直なところ話のテンポと展開は緩い部分もあるけれど、
「なぜ生きるのか?」の問いかけはグサグサ来るし、
作られたと知っているクローンの苦しみが辛く、
そんな彼を世話した博士の涙も辛い。
訳あり的な振りの回収は上手くはないけど、
わかったときは、ああーっ!と思ったよ。

悪役が徹底してゲスなのも良いよ。

ネタに興味があったから見に行ったけど、
主演の一人、コン・ユも目当て。
やっぱりカッコいい。
主演のもう一人のパク・ボゴムは無機的で透明感があり、
不可思議な雰囲気が役にぴったりでした。

入場特典でカードをもらったよ!





クローンといえば明智抄の
「砂漠に吹く風」などを思い出します。
誰かの代わりに自分は作られた。
それを知って生きる。
なんという苦しみ。
コメント
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