きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「スカーレット・ピンパーネル 新人公演」宝塚月組

2010年06月17日 | 宝塚(月組)


初めて新公を見たよ!

パーシーは、たまきち。
「HAMLET!!」の時、台詞の声はまだ高いものの
しっかりした芝居をする若手がいるなー、
と思ったのが、たまきちでした。
ミーマイ初舞台の研3ですが、
実に堂々とした主演振りでした。
笑いを取る場面でもきっちり決められ
舞台の上を、自由に動いてる印象。
リーダーらしい風格も十分あり、
若いので、正義の道へ一直線の一途さも感じられます。
パーシーとグラパンの演じ分けも見事。
パーシーの昼行灯振りとピンパーネルの差はあまりないけど
これはこれであり、かな。
歌も良いと思うよ。
感情がうまく乗っていた。
シマウマの衣装はとうこちゃんの黒縞だった。
結婚式の衣装のベストはピンクだけど
とうこちゃんのとは違って微妙に縞々。

マルグリットは、りっちー。
ドレスがよく似合っていた。動きも綺麗。
ただ、ショーの歌と、芝居の歌は違うんだなあ、
と思ったのは正直なところ。
役の感情を載せるのは難しいんだね。
あと、元男役なので語尾がキツイというか
攻撃的に聞こえるというか。
娘役が強く言ってもそう聞こえないのは
修練の賜なんだー、と逆に感心。

ショーヴランは、しもん。
明らかに歌はヤバい。
それを差し引いても、黒い炎大爆発なショーヴランは
とても魅力的だった。
まさおの粘着もいいけど、(みりおは未見)
これぐらいパワフルなショーヴランは見応えがある。
いい芝居だった。

3人とも、それぞれ役に工夫があり
本役とは違った魅力、芝居になっていました。
やっぱり、みんなプロなんだなー。

ただ、新公を見ると、あらためて本役のすごさがわかる。
台詞が無いときのちょっとした動きが全然違う。
たとえば、ラストの船の場面でのパーシーの腕の動きとか。
床に平行に左右に動かすだけなのか、
世界を見渡すになるか。
こういう動きこそ、難しいんだなあ。

衣装のアドリブは、
「金髪のカツラに赤い(ピンクの?)衣装、ロケットガールなんかどうです?」
「ロケットは、もう卒業しましたから」
「えー、一緒に踊りましょうよ」
「3人で真ん中で踊ってください」
みたいなかんじ。
スケッチの場面でパーシーは
「グー グー」(エドはるみ?)をしてたら
マリーに「動かないで」と注意されました。


主演以外に印象に残ったのは、、、
プリンスのひびきち。
アホな中にも、食えなさがちゃんとあった。
登場は小姓を引き連れて「Choo Choo TRAIN」。
ロベスピエールの、とし。
ギラギラな悪人。
サン・シール侯爵のゆうま。
「神よごらんあれ」の歌がすごく良かった。
デュハーストのちなつはしっかりした芝居。
フォークスのまんちゃんは、ちょっと台詞回しが不安定?
マイクの位置が悪い?
栄光の日々の踊りはキレがあった。
スカピン団はみんな若いので団結力が、より感じられた。
恋人ちゃん達(女性陣)は、新公の方が個性がある?
シャルルは、本役を見慣れていると、小さい!


一本物を2時間にまとめたのは生田大和先生。
(いちおう、いまの段階では「先生」をつけておこう)
巻くところは巻き、
人数を出せないところは影コーラス、など
ダレる場面無く、それでいてちゃんと話が通る構成でした。
パーシーvsショーヴランの「たすきの取り合い」のとき
ショーヴランが勢い余って柱に激突→ゴン!の擬音
など、笑いもきっちり取ってきましたが
うまく当たっていました。
こちらも将来が楽しみ。



主な配役
パーシー・ブレイクニー:珠城 りょう
マルグリット・サン・ジュスト:彩星 りおん
ショーヴラン:紫門 ゆりや

ロベスピエール:宇月颯
ドゥ・トゥルネー伯爵夫人:玲実 くれあ
ドゥ・トゥルネー伯爵 :篁 祐希
サン・シール侯爵 :輝月 ゆうま
プリンス・オブ・ウェールズ:響 れおな
ジャンヌ:琴音 和葉
アントニー・デュハースト:鳳月 杏
ルネ:真愛 涼歌
アンドリュー・フォークス:貴千 碧
マリー・グロショルツ:花陽 みら
アンヌ:愛那 結梨
アルマン・サン・ジュスト:煌月 爽矢
アン:舞乃 ゆか
ペギー:紗那 ゆずは
ピポー軍曹 :輝城 みつる
ジュリー :真凜 カンナ
オジー :千海 華蘭
ケイト:愛風 ゆめ
ジェサップ:海桐 望
シモン:有瀬 そう
座長:天翔 りいら
メルシエ:瑞羽 奏都
イザベル:白雪 さち花
クーポー:貴澄 隼人
シュザンヌ:咲希 あかね
エルトン:隼海 惺
サリー:楓 ゆき
ポリー :都月 みあ
ファーレイ:星輝 つばさ
ベン:愛希 れいか
ハル:朝美 絢
ルイ・シャルル:晴音 アキ
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「Bitter&Sweet」@晴豆

2010年06月16日 | 小山卓治
とりあえず、小山さんパートを。

登場順は、ニシイケさん、近藤さん、小山さん、研さん。
それぞれ持ち時間は舞台転換込みで40分。
ほぼ時間通りの進行。さすがプロ。
ニシイケさんの演奏が終わった後、
客席後方から、すーーーっと、舞台脇に入っていった。
黒地に白水玉のシャツ。

ステージ用の衣装は、
いっけん焦げ茶無地、しみじみ見ると薄いドット模様あり。
ブルージーンズ、シャツはIN。
髪は、ちょっとコシが無い。
こちらの先入観のせいかと思うけど
ちょっとお疲れ気味に見える。

マイクの前でスタンバイして。
息を吸って、気合いを入れる。
あ、あれが来るな、とわかる。

01.負けないで
一曲目から、曲の頭から、声を張り上げる曲を持ってくる。
チャレンジャーだな。(←褒めている)
初っぱなは苦しいかな?と思ったけど
そこ以外は張りのある声が出ていた。
「つまらない争いに 僕が破れた時に」
ほんと、つまらない争いはたくさんあって
しかも勝てないときってあるよね。

MC。
今日のライブタイトルは「“Bitter & Sweet”」
「Bitter 担当の小山卓治です」
もう一人、あとでBitter が出てきます。
研さんとは長い付き合い。
近藤くんとは会うのは久しぶり。
ニシイケくんと会うのは初めて。
代官山に来るのは久しぶり。
研さんと自分。「代官山がもっとも似合うだろう」
カフェのテラスで、オーガニック風のパスタを食べたり。
「おとりわけしますか?」と聞かれたけれど
そんな気持ち悪いことはしません。
エスプレッソやカプチーノを嗜みつつ・・・
なにが可笑しい!
今日は長丁場になるけど楽しんでね。

02.オリオンのティアラ
この曲は、男の言い訳を「あ、はいはい」と聞いている女性が
目に浮かぶことが多いんだけど
今日は「俺たちきっとやり直せるはずさ」が
あまりにも真摯で、
うなずく女性もいるだろうなあ、と思った。

下手のピアノに行き
03.Rock'n Roll's Over
今日聞けるとは思わなかったので
とても嬉しい。
マイクがちょっと響きすぎ?

ギターに戻る。
MC。
近藤くんと会うのは2年ぶりだけど
その前はよく一緒にツアーに行っていた。
彼は全国どこでもライブをやっている。
自分も今年は年の数をと思っているが
まだ20歳にもなっていない。
近藤くんは、とにかくたくさんライブをする。
「えーーーーっ、ていうぐらい」
ライブをやらないとダメ。
やらないと止まってしまう回遊魚。
俺もその域に達したい・・・か・・・
微妙なところだな。

04.壊れた自転車
これまた好きな曲だ。
珠玉集だな。
さすがにサビの歌声が嗄れ気味?
それも曲の切なさ倍増かも。

MC。
研さんのブログ。
風邪気味だけど、いざとなったら小山に甘えればいい。
介護の貸しがある、と書いてあった。
名古屋で倒れたとき、会場に看護師の女性がいて
楽屋に来て応急処置をしてくれた。
その時、服を緩めた。Gパンも緩めた。
なので、研さんから
「小山のパンツを見た」とずっと言われている。
次のライブは6月30日の恵比寿。

05.天国のドアノブ
客を笑わせるMCから、
いきなり、サラっと入った。
そのさりげなさが、逆に良い。
いつものような力みはないけど
静かに胸に入ってくる。

ソロ本編は5曲だけど
内容は濃かった。


アンコール。
出演者4人が舞台に並ぶ。
上手から、ニシイケさん、研さん、小山さん、近藤さん。
小山さん以外、みなチェックのシャツ。
小山さんだけ(遠目から見ると)無地のシャツで
GパンにINだから、ひときわ細く見える。
みなと同じようなチェックシャツを持っていると思うけど
今日は水玉シャツだったしなー。

中央二人は、最近ツアーなどがあったせいか
気心が知れている雰囲気。
メモには
おっさん達、ツーカーと書いてある。


「まず、ビール4つください」
ビールが出てくる。
4人でセッション。
各自の曲を登場順で。
小山さんは「君が本当に欲しいもの」
研さんは「レジスタンス」

研さんの喋りのおかげもあり
最後はとても盛り上がりました。


とりいそぎ。
本編5曲で合っているかな。ちょっと不安。
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マールイ新春公演

2010年06月16日 | バレエ・ダンス
いつのまにか予定が出ていました。
 
 → http://www.koransha.com/ballet/leningrad_ballet2010-11/index.html

演目は「ロミジュリ(ヴィノグラードフ版)」「くるみ」「ジゼル」「白鳥」「ドン・キ」。
正月恒例のガラは無し。
ルジは「白鳥」も踊ります。
草刈さんの(集客力の)穴は
ルジが埋めなきゃならんのかー。

東京公演
2010年12月8日(水) 18:30 東京文化会館「ロミオとジュリエット」ペレン
2010年12月9日(木) 18:30 東京文化会館「ロミオとジュリエット」ヤパーロワ
2010年12月23日(木・祝) 12:30 東京国際フォーラム(A) 「くるみ割り人形」ヤパーロワ
2010年12月23日(木・祝) 16:30 東京国際フォーラム(A)「くるみ割り人形」シェスタコワ
2010年12月25日(土) 12:30 東京国際フォーラム(A)「くるみ割り人形」ロマチェンコワ
2010年12月27日(月) 18:30 Bunkamuraオーチャードホール「ジゼル」ルジマトフ/未定
2010年12月28日(火) 18:30 Bunkamuraオーチャードホール「ジゼル」ルジマトフ/未定
2011年 1月4日(火) 12:00 東京国際フォーラム(A) 「白鳥の湖」ボルチェンコ
2011年 1月4日(火) 17:00 東京国際フォーラム(A) 「白鳥の湖」ルジマトフ/ペレン
2011年 1月6日(木) 18:30 Bunkamuraオーチャードホール「ドン・キホーテ」ルジマトフ/未定
2011年 1月7日(金) 18:30 Bunkamuraオーチャードホール「ドン・キホーテ」ルジマトフ/未定
2011年 1月8日(土) 13:00 東京国際フォーラム(A) 「白鳥の湖」シェスタコワ
2011年 1月9日(日) 13:00 東京国際フォーラム(A) 「白鳥の湖」ルジマトフ/ペレン

東京近郊公演
2010年12月11日(土) 15:00 千葉県文化会館 「くるみ割り人形」
2010年12月12日(日) 15:00 パルテノン多摩 「くるみ割り人形」
2010年12月16日(木) 18:30 練馬文化センター 「くるみ割り人形」
2010年12月18日(土) 13:30 グリーンホール相模大野 「くるみ割り人形」
2010年12月24日(金) 18:30 神奈川県民ホール 「くるみ割り人形」
2011年 1月2日(日) 15:00 大宮ソニックシティ 「白鳥の湖」ルジマトフ

来日予定ダンサー
オクサーナ・シェスタコワ、イリーナ・ペレン、エカテリーナ・ボルチェンコ、イリーナ・コシェレワ、アナスタシア・ロマチェンコワ、サビーナ・ヤパーロワ
アルチョム・プハチョフ、ミハイル・シヴァコフ、アンドレイ・ヤフニューク、ニコライ・コリパエフ、マラト・シェミウノフ


1月9日が最終なんて寂しすぎる!!!
中島みゆきのコンサートが1月12・13日にあるから
その頃は国際フォーラムが使えないなあ、と思っていたけど
まさか、その前に全日程終了とは!!!
(東京近郊以外がどれくらい、どこにあるんだろう)

ルジは「ジゼル」「白鳥」「ドン・キ」に出演。
前2つはともかく、「ドン・キ」は大丈夫なのかなあ。
体力的に。

ルジの相手がペレン以外不明とか、
女性ダンサーの名前しか出てないところがあるとか
いろいろ不安要素がありますね。
とりあえずシヴァコフ来日確定が嬉しい。
ステパノワの名前がないのが不安。
ミリツェワは来るのだろうか。
コリッパーは写真が掲載されました。
(ヅカでいうところの「スチール入り」だね)
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ほんとにどうでもいい話だけど

2010年06月15日 | 小山卓治
「Naked Voice」に恐竜博物館の写真が上がっている。
更新は月曜日午後。
携帯から書き込めるようにしてもらったみたいだけど
結局ツアー中の更新はなかったね。
なんだか、ホッとしたというか。
ツアー中に、こまめに更新するのは
小山さんらしくない気がする。

飲んだくれて酔っぱらうのは
全然、まったく、イメージダウンではないけど、
(むしろイメージ通りだけど)
恐竜博物館についたとたんに
「恐竜博物館なう」って呟くのは
イメージじゃないよなー、と
勝手に思っています。
(呟いていたらどうしよう)


ファン心理は微妙なの。


ついでに。
本田やっちゃんとのライブの時
小山さんがBabyと歌ったら
その瞬間、ファンを止めるなー、と
思ったこともありました。

旅唄の時、鎌田さんが「エンジェル」と歌っているのを聞いて
その意味は、マイ・スイート・ハートに近いと思った。
小山さんの天使は、それとは違って、
ほんとに天使のイメージ。
聖性とか聖域とか。そっち系。


どうでもいい話だけど、思いついたので書いておきます。
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友人の報告

2010年06月13日 | 小山卓治
私が雷鳥で大阪に向かっている頃
友人は武生の街を散策。
各所に、12日のライブの告知ポスターが
貼ってあるのを発見したそうです。


「いわさきちひろの生まれた家記念館」の入り口


「ラピュタ研究所」のショーウィンドウの中


「明かり庵」のウィンドウ


「越前市観光・匠の技案内所」の前にあった「武生のイベント」のボード

「これはガラス越しじゃなかったから、しみじみ見たけど、
 パソコンで打ち出した告知部分の真ん中に、
 写真部分が糊づけされたうえに、全体が台紙に貼ってあったよ。」
とのことです。

この他、
「蔵の辻の案内所にも貼ってあったけど、
 そこは、ふるさと商品券を買う人の列で(写真は)撮れませんでした。」


以上、友人の報告でした。


福井スタッフの方、お疲れ様&ありがとうございました。
次回もよろしくお願いします
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6/12-13

2010年06月13日 | 旅行(お散歩・遠征含む)
とりあえず写真を先に

えちぜん鉄道


えちぜん鉄道 福井駅ホームの恐竜


駅ビルで買ったシュークリーム


永平寺
















焼き鯖寿司


丸岡城






かなり遅い昼食のそば


養浩館庭園




福井城址(現県庁)


武生 総社大神宮


Rag Time Classics


蔵の辻


蔵の辻の蕎麦屋


蔵の辻の蕎麦


蔵の辻の蕎麦屋店内のチラシ


武生駅


雷鳥


松竹座


幕間の弁当


宝塚大劇場


羽田空港のハンバーグカレー


私が食べられなかった武生の氷

「裏でカンナで氷を削る音が店内に聞こえる…。
 氷は、ふんわりではなく、つぶつぶで、バリバリ噛み砕く路線。
 最後まで水になることなく、食べられました。
 これに慣れたら他では物足りないかも。
 宇治金時は、金時にボリュームがあって、お腹いっぱい。」
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「TRAFALGAR(トラファルガー)/ファンキー・サンシャイン」宝塚宙組(大劇場)

2010年06月13日 | 宝塚(宙組)


松竹座が、チケット購入時に予想していたより
終演時間が遅かったため
(11時開演、14時25分終演。
 休憩時間が35分あるとは思わなかったよ)
少々遅刻で劇場に入りました。
こういうこともあろうかと、
1階後方通路際の席を取っておいたのよ。
立ち見が2列でビックリ。
ネットで言われるよりずっと客入りはいいかも。

冒頭部分が見られなかったのですが
おおよその話の流れは掴めました。
全体的に、ネルソンの生涯を駆け足で描いた、ってカンジで
「その愛と奇跡」より「その愛と軌跡」の方が正しいかも。
内容は2本の柱で成り立っています。
 ・男役の軍服山盛り
 ・グダグダのW不倫
前者については、眼福と言うほかないですね。
イギリス、フランスの他、デンマークなどの軍隊も出てきます。
制服マニア必見。
イギリス海軍首脳部?が集まるところ。
軍人に、ともちん、大、
王子がまさこ。
その中に入ると、ゆーひが小さい!
いや、まわりがデカすぎるのだ!
後者も、なかなかよろしいですよ。
ゆーひはこういった、後ろ暗い恋愛がよく似合う。
正面切って「君が好きだー!」というより
ずっとずっと、いいよね。
人の道を踏み外す、その苦悩振りに色気がありますよー!
すみ花ちゃんは、借金の形に買われた女。
色気がありつつも、どこか子供っぽく
そんなアンバランスなところに
提督は惹かれちゃったんでしょーかね。

蘭とむはナポレオン。
それほど出番は多くないし、
ネルソンとの絡みは無い?かな??
でも、大陸の皇帝の存在感はバッチリでした。

ほっくんは、嫉妬メラメラの夫。
でも最後は、英国のために身を引く。
もともとは借金の形だもんねー。
結局は「いい人」。
史実があるので仕方がないか。
髭がよく似合っていました。

皇帝の弟は、みー。
つねに兄の傍らに立ち、
「ウィ」と答える姿はエスプリが効いています。
本公演でこんなに目に入るようになってきたのは初めてかも。
ネルソンを兄の敵と狙う狙撃手は、ちー。
こちらも狂気をはらんだ演技が良かったです。

ネルソンの世話係はカチャ。
少年役だから、似合っている、かな。
なんとなくマチオ系の演技のような気もする。

ネルソンの妻はアリスちゃん。
夫の不倫にイライラ。
艶やかだし、大人っぽい雰囲気があり
いつもより語尾の癖が気になりません。
退団、ちょっと惜しいなあ。

ナポレオンの妻・ジョセフィーヌは、まゆみ姐さん。
蘭とむと並んでバランスが良いのは
蘭とむが大人っぽいwから?
まゆみ姐さんが若いから?
夫の野心を後押しする強い女性でした。

回り盆や銀橋をうまく使って
海戦もテンポ良かったです。
銀英伝はヅカで、っていうネタがあったけど
出演者はともかく、この舞台機構があれば
けっこういけるんじゃないかと思ったり。。。

ただ、ラストはよくない。
「いつか平和な世の中が来る」っぽいメッセージがあって
お前はキムシンかよーーーっ!
そんな説教はいらないんだよーーー!
ラスト前の舞台転換で斜幕を降ろすのは仕方がないけど
そこでゆーひのドアップの写真はいらないと思う。
エマの子を「愛の結晶」というのはギリギリ許すからさ。

ショーは、ダーイシの青春回顧。
懐メロ大会とはよく言ったなあ。
60~70年代の曲はいいし、
それをいま歌い踊るのは新鮮かもしれないけれど
ちょっとやりすぎな気もする。
オープニングの娘役はミニスカ軍服。

ゆひすみがショーでがっつり組むのは初めて。
博多座は、娘1不在ショーのリメイクだったからね。
芝居ではいい取り合わせだけど
ショーだと弱いかなあ。
二人ともショースターではないし、
真っ正面から愛し合うラブラブモードは
なんだか違う気がする。
W不倫はあんなに似合うのになあ。
蘭とむ担当の踊りの場面は大迫力。
フェッテ合戦がすごいよ。

主題歌が、なんとも微妙なテンポ。
ソーラー・パワーは「太陽」と
「宙(そら)の力」をかけているのかなあ。


終演後はトークショー。
司会はまいらちゃん。
<その1>は、それぞれの役の立場から
それぞれの役へ、なにか質問があるか。

ネルソン(ゆーひ)からバイロン(ちー)へ。
 「我慢できなくて撃っちゃおうと思ったことは?」
 「何回か見かけたけど、我慢しました」
エマ(すみ花)からトム(カチャ)へ。
*蘭とむが自分かと思う。
 稽古中も何度か自分かと思ったそうだ。
 「提督の右手になったらなにをする?」
 「お守りします」
トム(カチャ)からネルソン(ゆーひ)へ
 「なぜエマに会わせてくれないんですか」
 「隠している」
ナポレオン(蘭とむ)から弟ジュリアン(みー)へ
 「将来、乗っ取ってやろうと思ってますか?」
 「Oui(←ジュリアンがよく言う台詞。会場中、大受け)
  機会を狙っています」
ハミルトン(ほっくん)からアルバート(大)へ
 「エマを見かけていないと言ってもバレバレ
  嘘はつけないんですか?」
 「Oui」
あとは、メモが読めないので・・・
誰かがネルソンの軍服に勲章が4つついていることに言及。
誰かがエマに「5千ポンドで売られたことについて。
足りないと思いますか?」(だったかな。)
お答え:私を(借金の)形にするの・・・・(悲しそうに)
でも、5千ポンドって、いまの日本円で1億4千万円くらいなので
そう思うと・・・

<その2>はショーについて。
蘭とむ:太陽族の場面のモンキーダンス。
「腰が入っていない」と若手を叱るところで
客席の男性が、「うん、うん」と頷いた。
むかし踊っていた方なのかな。
好きな場面
 カチャ:フィナーレの黄色の衣装のところ
 ちー:大階段、太陽族
 大:太陽の戦士。男役らしくて好き。(同期の)カチャと歌う「'o Sole Mio」
 みー:中詰め。同期のアリスと一緒なので
 ほっくん:ひまわりのカメラマン。レビューなのに踊らず、ひらすら走るだけ。
 蘭とむ:日食・サンライズ。体力をつけて乗り切ります!
 すみ花:すべて。特にゆーひの雨合羽&(自分の)お天気お姉さん

このあたりで時間切れで退席しました。
最後まで聞きたかったなあ。
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「愛、時を越えて-遙かなる時空の運命(さだめ)-」

2010年06月13日 | 紫吹淳(リカちゃん)


太閤秀吉亡き後。
石田三成は「日本の富を太閤の元へ」という
秀吉の夢を叶えようと世の流れに逆らっている。
ある時、南蛮から流れてきた棺を手に入れる。
その中に眠るのはドラキュラ。
三成の手によって封印を解かれたドラキュラは
彼の願いを成就させようとする。
魔力がある夜はドラキュラとして
魔力が弱まる日中は、男とも女ともわからぬ芸人・阿国として
徳川方の武将達の命を狙う。

そんなとき、ドラキュラは一人の女性を知る。
汚れ無き、純白の心を持った女性、
それは細川ガラシャ。


3年前にかしげちゃん主演で上演された作品の再演みたいです。
(さらにその前の初演は、郷ひろみが主演だったとか?)
かしげちゃんの時は、ガラシャはキホちゃんで
高山右近が吉野くん、他は歌舞伎界の方々、と
かなりのカオスなメンバーのようですが
今回はさらに、多ジャンルから役者さんが集まり、
カオス感倍増でした。
戦国武将達は、そのまんま普通の時代劇ができそうなのに
そこにヅカスタイルのリカちゃんとタータンが入って
ネタも「薔薇の封印 番外編」としても成立しそうなヅカっぽい話なのに
混じり合って存在しちゃっているのが
なんだかとっても楽しゅうございました。

ほんとにねー。
バラを探しているうちに
ちょっとヤサぐれちゃったフランシス様のようでした。

チラシとかでは知っていたはずなのに
黒髪ロン毛、タキシードにマントのリカちゃんが登場したら
脳みそが溶けましたよ。
後半では白のブラウスに太股までのブーツでご登場で
ほんとに、息が止まりましたよ。
うひいいいいいいいいいいいっっっっっーーー!
退団後も、男役で出るなんて進歩がないとか、
コアな昔からの客だけを相手にする商売はどうなのかとか
そういう意見もあるとは思いますが、
が、、、
私も思わなくもないですが、、、
でも、
それでも、
リカちゃんを見た瞬間に、
そんな冷静な気持ちは吹き飛びます。
リカちゃん、愛してる! 
壊れる自分が愛おしい。
なんてなーーーっ!

たーたんは、普通の芝居ではあり得なくらいの
「純白」な役。
夫への貞節を守りながらも、
妖気・邪気の塊であるドラキュラに惹かれるが
恋愛沙汰というよりは、魂を浄化する系の女性。
まさに娘1の役どころ。
ソプラノは美しく清らか。
リカちゃんに寄り添う姿は、女性。
二人ともオーロだったのにねえ。
感無量。

ゆりちゃんは、
ドラキュラの昼の姿・阿国が所属する一座の踊り子。
チャキチャキ踊って、ポンポン物を言う。
気が強い女性がよく似合っていました。

松竹新喜劇の曽我廼家寛太郎さんも
阿国一座のメンバー。
2幕冒頭でエヴォグッズなどを宣伝いただき
まことにありがとうございます。
同じく松竹新喜劇の里美さん、
剣戟はる駒座の晃大さんともども、
あまりにもカオス過ぎる作品についていけない方々を
笑いの力で引きずりこんでくれるのも大感謝です。

シリアス部門の武将達。
石田三成役の山口さんは
志高い武士だったのに、
ドラキュラに出会って夢に取り憑かれ
狂気をはらんでいくさまが
よく伝わってきました。
忠興の藤木さんは、嫉妬メラメラの夫と
時代を見極める冷静な武将の2面性が
うまく融合していました。
キリシタン大名・高山右近の長谷川さんは
ガラシャと並ぶ清廉潔白な人。
うーんと、、、このテの話での
神父(牧師)の役回りになるのかな。
家康の長門さんは、さすがの存在感。

若手系もいろいろ。
右近に付き従うシスターは桜組のお二人。
とても綺麗な歌声でした。
ハモリは耳に心地よかったです。
若手イケメン組は
スタジオライフの荒木さん、
剣戟はる駒座副座長の津川さん、
うたかたのオペラにも出演の鈴木さん。
目の保養。

こうやって書き出すと、
ほんとカオスだなー。
だから楽しいのかー。

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「Circle Game:Stage28 for Acoustic」@武生

2010年06月12日 | 小山卓治



フロントアクトの福井さんから
本日の小山さんの様子が語られる。
ご一行は恐竜博物館に行き、
小山さんは大はしゃぎで、
写メ取りまくりだったとのこと。

「小山さんはどこから登場するでしょうか。
 上からじゃないですよ。」
ステージの上が吹き抜けになっていました。
ミストフェリーズみたいに電飾の上着を着て
降りてきたら面白いのになー。
でも、その際は、男性ファン有志による人力で操作かー、
など、馬鹿なことを思う。

小山さん登場。
白の縦皺シャツ、黒ジーンズ。

01.傷だらけの天使
いきなりこの曲。
聞いてるこっちも気合いが入る。
こぶしを振り上げている人もいた。
場内の室温、一気に上がる。
音の響きが良いところだ。特に楽器の音が。
小山さんの声も、旅唄とは違い、綺麗に出ている。

02.Blind Love
盛り上がった気分そのままで続ける。

MC。
福井は去年の秋以来。
3人で来た。
ソロライブは初めて。
改めて、福井、はじめまして小山卓治です。
1957年生まれ乙女座・・・
(自己紹介中にギタースタンドを倒しかけた?)
昨日は金沢。
福井と熊本は姉妹都市。
今夜は福井と熊本の友好記念のプレミアムライブ。
・・・初心に戻って・・・・・

03.FILM GIRL
ギターの強弱がドラマティック。

MC。
去年、福井でライブが決まったとき、
福井のファンの女性から
「できれば来ないでください。
 (客が)私一人だったらどうするんですか」
というメールをもらった。
彼女の懸念が現実のものとなった・・・
今夜はリベンジ!
主催は彼女と言ってもいい。
その彼女は「こんな苦労は2度としたくない」というが
「何度も来ようと思います!」(宣言)会場からも拍手。

04.ひまわり
05.クリスタルレインドロップ
クリスタルはコーラス無し。
どちらも切なさより優しさを感じた。

MC。
武生に来るのは初めて。
福井に始めていくとき
「恐竜がうじゃうじゃいます」とファンの人に言われた。
(なので)今回は恐竜博物館に。
途中、「恐竜渓谷(ダイノソーバレー)」を通った。
ダイナソー・バレー・・・ カッコイイ!
( ↑ すごく気に入ったみたい)
皆さんもご一緒に!
会場「ダイナソー・バレー!」
変な客ーー!と笑うが
「やらせるなよ」と会場から返される。

恐竜博物館ではノリノリ。楽しかった。
スタッフは飽きて来たのに
自分は、もう少し、と粘った。
レストランにも恐竜にちなんだメニュー、
例えば恐竜カレーが絶対ある!と思って行ったら
やっぱりあった。
恐竜の形のハンバーグが乗っていて
お子様ランチみたいだった。
トイレの便器もきっと恐竜だ!と思ったけど
便器は普通だった。
便器がティラノザウルスにすべき。

楽しい話から。
06.最初の奇跡
最近では定番、かな。
ちょっと思うところはあるけど、ここでは内緒。

上手のピアノへ。
マイクがなかなか入らない。
MC。
武生は街並みが綺麗。
店に入って、ちょっと惚れた。
予定していたセットリストは激変。
店に合う曲にしました。

07.はるかな故郷
マイクの音が小さめで
ピアノの音が大きい。
音のバランスは悪いけれど
歌は伝わる。
「夢見ることは悪いことでしょうか」は泣ける。

中央のギターに戻る。
生声で
08.種の歌
歌声が場内にしみじみ行き渡る。

曲が終わり。
気合いを入れるように息を吸って。
09.祈り
ここで聞けるとは思わなかった。
感涙。
「幸せをつかむには 無傷じゃいられない」
幸せは、与えられるのを待つだけじゃ、得られないよね。

ピアノに行き
10.Yellow Center Line
最近この曲には、希望を感じる。
前は、つまはじきにされ
逃げるように旅しているイメージだったけど
今は、行く先を知っているような、そんなイメージ。
で、やっぱり、ピアノの音が強すぎる。
でも頑張って歌う姿に見惚れる。

ギターに戻る。
ダイナソー・バレーって結局どこ?
切り立った崖しか見えなかったけど?

 *「恐竜渓谷(ダイナソーバレー)」は、恐竜の化石が多く出土する場所で
  渓谷の形が恐竜に似ているわけではありません。念のため。

「ダイナソー・バレー」
何度も繰り返している。相当気に入ったようだ。
物販の宣伝をする。

最後の盛り上がりタイム。
11.Aspirin
歌詞の変更は特になし。

12.最終電車
「明日こそは・・・」を客席に歌わせようとするが
あまり歌声が返ってこない。
「知らない人が多いね」
逆に嬉しそう。
これも歌詞変更はなかったかな。

とてもとても盛り上がって本編終了。


アンコール
「嬉しいなあ、今日は」
盛り上がっている客席にご満悦の様子。
「まだまだやろうぜ!」客から声がかかるが
「それとこれは別」却下する。
今回のライブにご尽力いただいたファンへの感謝の言葉、ふたたび。
「次、いつやる?」
「来月あたりやる!」
(紅葉の時期なんかがいいんじゃないかなー、とひっそり思う)

このあとはこの店で打ち上げの予定。
「私が酔いつぶれるさまを見たければぜひご参加を」

アンコール
E1.もうすぐ

2度目のアンコール
福井と武生の人、ありがとう。
遠くから来てくれた人もありがとう。
E2.Show Time


店の雰囲気に合った選曲でした。
最後の方は明日以降書き足します。
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今年後半の予定追加

2010年06月10日 | 宝塚(専科、スケジュール、雑談等)
今年後半の予定が追加発表。


まず、大劇場公演。
宙組
「誰がために鐘は鳴る」
原作/アーネスト・ヘミングウェイ
脚本/柴田侑宏 演出/木村信司
◆宝塚大劇場:2010年11月12日(金)~12月13日(月)
◆東京宝塚劇場:2011年1~2月予定

また映画か!
今年は洋画イヤーだったのか。
そして宙組は「クサイ 名台詞がある映画」担当なのか。
すみ花ちゃんは、またもやバーグマン役。
誰かがあてはめているのか?
主人公死亡なので、ゆーひの退団フラグ?

星組で上演された版の再演ということになるようだけど
キムシンの演出なので、
ヒロインの過去がクドクド語られるんだろうなあ。


花組は全ツとバウが発表。
花組
「メランコリック・ジゴロ」作・演出/正塚晴彦
「ラブ・シンフォニー」作・演出/中村一徳
■主演…真飛聖、蘭乃はな
◆全国ツアー:2010年11月13日(土)~12月12日(日)

全ツは「西回り」。
蘭はなちゃんはフェリシアに合うと思う。
あとの配役は中日劇場版に準拠なのだろうか。
しかし、「メランコリック」がこんなに使い回されるとは。
ショーは、どんなのだったかなー。
思い出せんわー。

全ツの「裏」は、まぁくん。
「コード・ヒーロー」作・演出/谷正純
■主演…(花組)朝夏 まなと
◆宝塚バウホール:2010年11月18日(木)~11月28日(日)
◆東京特別(日本青年館):2010年12月3日(金)~12月9日(木)

谷先生だけど、オリジナルなのか、モトネタがあるのか。
ドキドキ。
皆殺しでもおかしくなさそうな粗筋だけど。


雪組はキムちゃんのプレお披露目になるのかな?
DCでプレお披露目は、とうこちゃんもだっけか?
雪組
「はじめて愛した」作・演出/正塚晴彦
■主演…音月 桂
◆梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ:2010年10月13日(水)~10月25日(月)
◆東京特別(日本青年館):2010年10月31日(日)~11月7日(日)

粗筋を読む限り、いつもの正塚先生って気がするけれど、
キムちゃんは、実は正塚先生のスーツ物が合うと思う。
ちょっぴり期待。

この裏は理事降臨。でもバウ。
「オネーギン Evgeny Onegin」(仮題)
原作/アレクサンドル・C・プーシキン、脚本・演出/植田景子
■主演…(専科)轟 悠
◆東京特別(日本青年館):10月15日(金)~10月21日(木)
◆宝塚バウホール:2010年10月28日(木)~11月7日(日)

ロシア文学が原作だけど
景子ちゃんのことだから、
きっとクランコ版のバレエがモトネタだよね。
いい加減、離れようよ。
景子ちゃんだから、
レンスキーが美味しくなりそうだ。
誰が入るのかな。
で、景子ちゃんの作品ではあるけれど、
理事のオネーギンは、とても似合いそうだ。
最後は髭だよね。
ああ、ウットリ・・・
冷酷に手紙を破ってくれ!
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それでレビューした(BlogPet)

2010年06月10日 | にこらすの投稿
にこらすは、新堂さんで最初続報するつもりだった?
でも、故郷が出演するつもりだった。
それでレビューした?

*このエントリは、ブログペットの「にこらす」が書きました。
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「スカーレット・ピンパーネル」@東京宝塚劇場(2回目)

2010年06月09日 | 宝塚(月組)
キリヤンは、先日見たときより
歌声は伸びていると思います。
まりもちゃんも歌声が伸びてきました。

二人のパーシー&マルグリットは若い。
それが、突き進む情熱と共に
ある種の潔癖さが感じられ、
お互いを信じ切れなくなる部分に繋がっていると思います。
星組の大人の世界もいいけれど
月組は、周囲も若いせいもあり
こういう雰囲気があっていると思います。

まさおは、やっぱり声を低く出すと
台詞が聴き取りにくくなるんだけど
それでも、粘着性の高い独自のショーヴランは
魅力的です。
ムラで見たときは、どうなんかなー、と思いましたが
喉のトラブルを乗り越えて、
なんだか逞しくなりました。
いいですねー。
一般的に役者は板に上がったときが勝負ですが、
宝塚は「努力の過程」も見るべき対象ですもんね。
一皮むけたな、ってカンジです。
アルマンも楽しみ。

スカピン団、パーシー、デュハースト、フォークスが年長組。
というか、トニセンというか。
他は年少組、あるいはカミセン。
年齢差が「ちょっと」ってカンジだよね。
トニセンも、まだ大人に成り切れていない部分がある。
でも頼もしさもある。
いいバランス。
カミセンもかなり顔の区別が付くようになったんだけど
芸名と一致できない人もいる。
もうちょっと勉強せねば。

2で「側転がすごくいい」と言われる子がいて、
そもそも側転ってどこだよ?と思っていたら
ロベスピエール初登場のちょい前に
舞台下手側でやっていた。
確かにすごいキレだった。
そのあとの動きもメチャクチャ良かった。
2幕「栄光の日々」の時、足を抱える子の中で
ものすごくキープ力があって
ラインも美しい子がいたのでその後も見ていたら
シャープで早い回転をしていた。
その子はサーベルの階段降りの時マギーちゃんの後ろで
降りきったあとは組長の斜め上手後ろだった。
その、顔の輪郭は卵形だけど笑うと口が大きい子は
前述の踊りの子で、(どれも同じ子だった)
最近け。ちゃんがチェックしてるいる「まんちゃん」だというのが
本日わかりました。
もうバッチリだ。

ついでに、髭無し群衆あちょうは先日わかったんだけど
今日はサーベルダンスのオールバック(口紅赤め)でも
わかりました。
若手がわかってくるのって楽しいねえ。

衣装のアドリブ。
全身黒でお尻が光る蛍スタイルは?
結構です?
そうですよねー。
こんな不気味な(恐い?)蛍がいたら
いやですもんねー。

プリンスとの会話。
殿下はこんなにお腹が出ているのに
どうして優雅に踊れるのですか?
そんなに出ているかなー。
とっても出ています。

みたいなカンジでした。


1幕冒頭の劇場。
ダンサーの女の子達の
すごく幸せそうな顔がツボ。

デュエットダンスで、やっぱり泣いちゃったわ。

東京公演2回目。
ムラから通算すると5回目。
すべてショーヴランはまさおでした。
今日でお別れになるのが寂しい。
来週に新公を見て、
そのあと2回はみりおショーです。


公演デザート「リドル Riddle」

 「いちごのババロアとチョコのムースで
  スカーレットピンパーネルで印象的な色、
  黒と赤を表現しました。
  中にはプチホットケーキが正体を隠しております。」
目が覚めるぐらい甘かった。
観劇前に食べると血糖値が上がっていいかも。


追記
パーシーとマルグリットの会話は
何語なんだろうか、という話から。
以前広尾で、
日本人のおばさんと英語圏の子供が
それぞれ母国語で話しているのを耳にしました。
新聞の天気予報欄を見ながら
「明日5度だって!」
「Oh! Very Cold!!!」
みたいなカンジで。
語学に堪能なら、そういう会話が成り立つのでは。
で、うっかりスカピン団が英語を話すもんだから
英国人だってバレバレだったのかも。
その英語も階級によって言葉が違うから
(私ぐらいでも、旅行で行ったロンドンで
 コンビニの店員とハロッズの店員の言葉が違うのがわかったもん)
貴族というのもバレバレなのかもー。
と、思うぐらい「英国貴族だと確信する」前振りは無かったよなー。
亡命貴族が英国の宮殿に出入りしている、
ってあたりで推測したのかなあ。
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「告白」

2010年06月06日 | 映画
予告が恐かったので、見に行こうか迷ったけど、
中島さんの作品だから行きましたよ。
前2つが、煮え切らない部分がある作品だったけど
こちらはいろんなことがクリアでした。
スローモーションや音楽が多用されつつも
お話はサクサク進み、きっちり話も落ちます。
やっぱ、上手いな、中島さん。
予告で想像したほど、恐くはなく、
むしろ、上質のサスペンスの方に近いかも。

少年法で守られ、
罪を犯しても罪に問われない者達がいる。
そんな話にモヤモヤしている人は
「よくやった!」と思うかも。
(私は思った)

人の心の中には、
他人からは覗けない暗部がある。
その暗部をつつき、復讐を遂げる者がいる。
操ること自体も恐いけれど、
つつかれて、膨張して、一人歩きするのが
とても恐い。

静かな口調の松たか子が恐い。
岡田将生は、すごくウザいのがいい。
少年、少女たちの演技もすごく良かった。
木村佳乃も良かったなー。
綺麗な服を着て、綺麗な食器囲まれているのに、
だんだん精神が病んでいくのがよく見えた。
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「9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~」

2010年06月06日 | 映画
予告で見た「お人形ちゃんたち」が可愛かったので見に行ったら
そんな生やさしいもんじゃなかった。
突然お人形ちゃん達が出てきて、
恐い機械に襲われて、仲間を失って、
・・・・で、終わり。
突然始まって突然終わり。
いろんな謎がありそうなんだけど
殆ど解明されないまま終わり。
(どうやって彼らが作られたのはわかるけど
 なぜ作る必要があったのかはわからない、とか
 なぜ相手に取り込まれちゃうのか、とか)
でも、なんでだか許せちゃう不思議さ。
自分が「9」の立場だったら、
謎解きよりも、今を生き抜くことだろうしね。

とにかく逃げて逃げて反撃して。
けっこう、ドキドキし通しでした。

色合いとか、彼らの質感とかが
とてもイイです。

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「パーマネント野ばら」

2010年06月06日 | 映画
離婚して、娘と共に故郷の街に戻ってきた女性の話。

淡々と進む話で、起伏がないなー、と思ったら
最後にどーん、と来ました。
ときどき「ん?」と思ったところがあったんだけど
(車のキーとか、ビールとか)
ああ、伏線だったんだなあ、と。
静かに見える女性の中に、誰よりも強い狂気がある。
他の女達が、苦しみを流しているなか
ヒロインだけが、流せず、ずっと抱えている。
下ネタしか話さないように見えたおばちゃん達が
実はそんなヒロインを、
とてもとても気に掛けていたところに涙。
見終わってから、じわじわ来ます。


菅野美穂の演技は、実は好きな方じゃないけれど
生活感のある母親の顔と、
恋する女(女の子)の表情が良かった。
江口洋介も良かったな~~。
女に惚れられるのもわかるよー。
フィリピンパブのママの小池栄子が
すごく良かった。
夫に顔をプニプニされた時、
以前は笑い返したんだろうなあ、
でも今は笑い返さないんだな、と
夫と訣別するときの気持ちがすごく伝わってきた。
池脇千鶴が、えらい所帯じみた雰囲気でビックリ。
演技、、、なのか。

ヒロインの母の再婚相手が宇崎竜童だった。
いろんな意味で自然すぎてビックリ。
フィリピンパブのママの夫(ヒモ)が
四草兄さんだった。
額がちょっと・・・。
本田博太郎さんが怪演過ぎる!
「昔」と「今」の両方とも。


男運が悪い、けど、逞しい女達の物語り。


映画を見て思ったのは、
西原さんは、ネームが上手いんだな、ということ。
彼女の描くストーリーマンガは、
細かいコマ割りではなく、文字も少ない。
(ドキュメンタリー系wは、また別ね)
短い台詞と、ほんわかした絵の中に
すごく複雑なことを秘めているんだなあ。
あの絵で(あんな絵なのに)深いところが
彼女の作品の魅力だけど、
映画は、そういった意味でのギャップはない。
でも、高知の漁村の空気は、
映画だから感じ取ることができるんだよね。
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