昨日秋の晴天の好日和に、朝早く家を発ち靖国神社に向かった。今年は丁度創立140年の記念年に当たり、3日連続しての記念行事の大祭であった。多くの参拝者が早朝から出席されていて、午前正10時例祭は厳かに開始された。遥か65年前の大戦に思いを馳せる時、そして拝殿に昇殿参拝でき感慨無量であった。護国の為に散華された英霊に深い感謝の誠を捧げた。国学院吹奏楽部の「国の守り」の奏楽に合わせての拝礼の折り、英霊の方々,陸士の先輩方の決意や心境を憶うとき、滂沱の涙が頬を流れて仕方が無かった。せめてこれから、自分に出来ることは何か!を問い質しつつ、決意を新たにした次第である。拝殿中央最前列に座して、2時間半後に、厳かで敬虔な祭典の行事は全て終了した。平和という言葉がいま、日常茶飯事に使われているが、貴い護国の英霊が居られた故にこその、現世ではなかろうかと、思われてならない。秋の拝殿の中央を、秋の涼風が通り抜けて行き、本殿の千木の遥か上方を過る秋雲が、爽やかに棚引いていた。