新聞やTVでもこの日時は何処にも見当たらない。それで良いと思っている。現代人から見ると、この日が、我が国の悪夢の最中の話であった事しか教わらず、聞かされても、今や全てが脳裏から過ぎ去った事どもに過ぎない。76年前のあの日午前6時、大本営陸海軍報道部代表の平出大佐の発表は、何故か今も耳に残っている。4年前から勃発した日支事変の最中であったからであろう。今の時代の中に在って、我が国は世界に類を見ない程の自由で平和な国なのである。有り難い事であるし、幸せこの上ない国であるが、そこに人権尊重、自由奔放、報道には制約無しの自由を享受出来る中に在っても、未だ自由が無いと叫ぶ文化人等が見られるが、些か過剰部分も見え隠れなどして居り、国民の意思決定が稍難しい様にも思われる。世界中で完璧なモデルは中々見当たらないようである。