一昨日遅く事故死から7年病臥の末に、姉は天国へ召された。あの事故さへ無ければ、との思いも募って止まない。明日がお通夜で明後日が荼毘の日となるようである。何はともあれ、急ぎ諸々の準備をして、葬儀場に駆けつけねばならない。今日は早めに着校して、秘書と事務の事務次長それに両学科長に実姉の訃報を見せ提示した。今日から凡そ3日間通夜や告別式などの、段取りや服装などの諸準備に取り掛かる為に、学校はお休みを貰う事とした。92年の生涯と言っても、最後の7年間は交通事故に基づく障害の為の闘病であって、可愛想でならない。娘二人が殆ど付っきりで、療養生活に尽力してくれたお陰で、事故による脳障害の意識を、朧げ乍らも持ち直そうとした悲憤の努力の跡が、伺え知り得て、極めて感慨無量である。今後は一族の皆が、哀悼の意を表して喪に服したい気持ちである。