三日早朝メイの散歩を済ませて、何時ものスーツで家を発ち、タクシーで山手線の品川から田舎へと出発した。前日もそれ以前も不順天候であった為に、この先一二日どんなものかと、天候を危ぶんでいた。田舎へお昼近くに着きスーパーで2食分の食材を求め、郷里の自宅に落ち着いた。流石庭は草茫々で見る影なし!と言えよう。隣家の栗の木の枝が当方の屋敷内に出端っているので、待ち合わせの植木屋さんと相談し、伸びている部分を剪定する了解を求める文書を認めて、発送した。夕べには曇りから俄雨が降って来たが、それまでに庭の雑草は全部引き抜いて、明日からの植木屋さんの仕事に委ねた次第である。幸いに天気予報を覆えして一応晴れとなってしまった。夜分に至り衣服を整え就寝したが、雷鳴と雷雨に見舞われて突然目覚めた程であった。田舎の雷は恐いものと、改めて実感した次第である。4日の今朝は夜来の雨の雫が木々の枝葉に残っていたが、軈て晴れて来て、植木職人二人が来て作業する頃にはすっかり晴れ上がり、作業も順調な様子であった。私は新潟に単身赴任していた時から、“晴れ男”の別名を巫山戯て頂いていた程であった。それらからそれが、昨日今日の天気の「希望や占い」に見事に合致した事に、吾ながら吃驚している。今日は義兄の28年前の死去の日である。気持ちの上で哀悼の意を表し、墓標の下で亡き夫婦共に語り合っていることであろうと、改めて冥福を祈念した。