何と綺麗な朝焼けの空だ! ピンクに彩られた雲が棚引く、その間を縫って、朝日の輝きが空一面に紅色を振る舞いている。こんな朝焼け空は初めてである。そしてこの朝焼けの空をわが物顔で鳴き続ける蝉、行く夏を惜しみ、「もう秋です」と告げているようである。とりわけ今朝の朝空は優美そのものなのである。しかし35分もした時分、何時もの朝日の光が、ビルの屋根や側壁を煌々と照らし始めたのであった。室内はまだ暑く、クーラーで室温を調節中なのである。天災の災害、風雨地震が日本列島を襲っている。一日も早く落ち着いて自然豊かな風物詩が訪れることを切望している。