真夏日の連続や風水害で、夏の風物詩を愉しむゆとりもなくなって仕舞ったこの夏、もう9月も半ばを迎えた。葉月も過ぎ去り長月に入って白露や重陽の節句も済んで、中秋の名月を愛でる十五夜も最近はもう、過去の民俗行事となって仕舞ったようである。すべてが科学的、実証的、第三者的に進化していく時代になって、人心も虚ろに自然と共に、文化人類学的な佇まいは、省みられない社会へと変換して仕舞ったのであろうか? しかし何れ自然災害が消息して軈て落ち着いた暁には、日本的な文化も又花開く事であろうと思う。秋に入って気温も下がり涼しさも訪れてきている。落ち着いた思索も出来そうである。今日は一日曇りの天気である。