半夏生の咲く頃

　曇り空に雨が疎らに降り注ぎ、時には止んで、緑が公園も神社も道路沿いの植え込みにも，日増しに深くなってきている。公園の植え込みにも１株の半夏生が可憐な白い小さい花を着けて，雨合羽を深めに冠って、前方を独り静かに覗いている感じである。可愛いく季節の到来を知らせてくれる花である。今朝もメイを連れて雨の公園を散歩した。帰宅して驟雨が強くなってホッとしているところである。
　午後久し振りに遠いスーパーに買い物に出かけて、メイの食べ物や、重い食料品を購入して来た。雨が時折降ったり止んだりの今日は、メイも手持ち無沙汰なので、夕方の散歩も僕一人で実施してみた。誰もいない公園では、メイも淋しいのか、人待ち顔で佇んでいることが多い。このところ抜け毛が多く、一寸ブラシしたところで大量の毛玉が掌一杯に集まり、朝晩丁寧にブラッシングを実施している。
　毎朝正６時に鳴り響く世田谷観音の鐘、心地よい目覚めを誘ってくれる。有り難いことである。和尚さんに感謝している。写真は、道路から見上げた鐘楼の鐘である。