36年前の今日、焼失する前の北山天満宮の拝殿で結婚式を挙げました。
その時も庭で金木犀が香り、萩が満開でした。
35年目の昨年はバイク事故で背骨を骨折し、胸から足の付け根まで石膏で固めるような
コルセットで固定しての35日入院!
最初は食事もトイレも洗髪もベッドに寝たまま。
一週間経つと足の筋肉が弱らないように直立したまま階段をゆっくり上り下り。
外出も禁止だったので歩行訓練の途中、病院の駐車場で匂う金木犀の花を拾い、
ナイロン袋に入れてベッドの枕元に置きました。
10月半ばの退院には金木犀も萩も終わっていたし、花を眺めるゆとりが…。
背骨に力が掛る重い物が持てず5ヶ月欠勤、厳重な硬いコルセットが柔らかなものに代わり、
次の簡易コルセットが取れて生活が元通りになるまでは本当に長かった。
あの入院から一年、日々仕事や楽しみで元気に暮らせるありがたさを思います。
庭の金木犀は嫁入り前からのと子供が生まれる度に植えた2本とが青空の下、
一昨日辺りから競うように匂っています。
その匂いをかぐと駐車場で体を曲げずに花を拾った日を思い出します。
写真は長男の木です。
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