福島県須賀川市に笠原工業の繭倉があるのです、4階建て、ちょっとしたコンサートだったら余裕でできてしまう広さがあります。
この蔵、なかなか古い、味わいのあるものなんですが、近くに解体するそうです。
織りを習いに来ている糸子さん(本名)から解体の話を聞き、その前に是非に見てみたいものだと思い、行ってきました。
見たいという人が二人になり三人になり、6人で見せていただきました。
見れば見るほど立派で、解体するなんて「勿体ないよ~」と皆で連呼してしまいましたが、どうにもなりません。
せめて廃材だけでも産業廃棄物として処理するのではなく有効に生かしてもらいたいものです。
蔵の中は繭の独特の臭いがして、これがネックになっていて廃材の利用がままならないというお話でした。
でも、でも、それでもいいわ、という方だっているでしょうに・・。
一緒に行った自然食レストランをしている「銀河のほとり」のかっちゃんは是非に譲ってくださいと申し出ておりますが、どうなることやら。
この広さですたくさんの廃材が出ます。
廃材といってしまうには忍びない。
廃材だけでなく、繭を保管していたときに袋もたくさんあり、要るならどうぞというので、いただいてきました。
和紙のものと綿布のものがあり、それぞれたくさんいただきましたが、まだまだありますよ。
これだって、廃棄してしまうのは勿体ない。
これを柿渋で染めてエコバックなど作れそうです。
この袋、人が二人は入れそうな大きさです。
世の中に勿体ないものってたくさんありますよね。