夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2014年 8月28日(木)「0.2%の賃上げ」

2014年08月28日 22時39分33秒 | 「政治・経済」
最低賃金上げ、全国平均780円 厚労省が発表 。。。「全国平均で時給780円となり、前年度より16円上昇したと発表した」(引用)という。全国平均ですから最低賃金が低い県では200円ほど平均を下回り上げ幅も13円ほど。
同時に精シャンもこの最低賃金に並行して賃金増の波、正社員にも 基本給3ヵ月連続増 。。。。「基本給にあたる所定内給与は前年同月比0.2%増の24万2830円となり、2年3カ月ぶりに本格的な増加に転じた」(引用)という。ここでも0.2%ほどの賃上げ。
今春闘でもベースアップがありましたし賃上げ自体はたとえわずかでもよいことです。
しかし春闘も官製春闘の側面がありますし最低賃金引き上げも管制のものです。一定の賃上げは認める。。。この程度に抑えられた範囲での賃上げではないでしょうか?それ以上の賃上げは労働側が相当動かないと実現できないのではないでしょうか?また労働人口の減少により労働力不足が言われていて時給も上がっていますが、このまま上がっていくとは思えません。なぜなら政府は女性の労働力活用を成長戦略ととらえて進めますがその中身は今の労働力不足を補うためといっていいでしょう。年金では暮らせない高齢者の「やる気のある人」といわれる労働力や外国人労働者の労働力も女性労働力と同じようなものでしょう。もちろんこのような労働力はパートや派遣・研修という形で働きますからそうは高い賃金を得られません。すると今起きている労働力不足は解消されて賃上げも押せられるでしょう。ここからも大幅な賃上げには結びつきません。
0.2%の賃上げ。。。。
これでは日銀の2%目標と実際の生活感から受ける2%以上の物価高の実感という実際の物価高には追い付きませんし、消費増税10%に耐えられる賃上げ率とは言えないでしょう。
やはりアベノミクスは国民生活の向上にはつながらないということではないでしょうか。
株式市場では日銀の更なる緩和を期待するようになってきた。しかしこれ以上の円安での貿易赤字をどうすることもできない状態。その上労働者の賃上げも0.2%で個人消費もしぼむばかり。実体経済の成長なくして株価の値上がりもない。やはり経済全体に国民生活を向上させないアベノミクスの脆弱性が出るのでしょう。
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2014年 8月27日(水)「銀行の利益縮小」

2014年08月28日 21時26分03秒 | 「政治・経済」
三井住友銀行と横浜銀行(8月28日:銀行名が間違っていましたので訂正をします。「三井住友信託銀行」です。申し訳ありません。)が業務提携を行うという。
「長引く低金利で貸し出しによる収益が伸びないなかで、三井住友信託銀行と地方銀行最大手の横浜銀行は、資産運用の分野で業務提携を検討することで合意し、収益の拡大を図ることになりました。」(引用)
僕が普通貯金で銀行に金を預けても利息は0.025%。僕が銀行から借金をして相当低金利で借りてそれが仮に2%ならば、ここでの銀行の利ザヤは相当大きい。これでも銀行の収益は減っているということでしょうか?たしかに僕から0.025で100万を集めてその100万を2%で貸し出しても2万の利益。僕の100万円を2%で預かりその100万を6%で貸し出せるなら、銀行の利益は4万円になる。同じ100万という金でお金利によってはそこからの利益が大きく変わる。単なる利ザヤ目的ではどうにもならないということでしょう。
アベノミクスで資金は増えるがそれを利ザヤ目的に貸し出そうとしても限界があるわけで、企業や一般家庭の資金の需要も設備投資も伸びないし一般家庭の消費も伸びなければ資金需要も伸びない。もちろん一般家庭は金がほしいのだが、その意味では資金が必要ではあるが、銀行から借金ではいつかつぶれる。銀行は豊富な資金があるがそれが貸し出しに回されなければ収益は伸びない。
低金利と貸出量の絶対的にも相対的にも減少。。。。。この質と量に苦しめられる。
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