こちらの東京新聞の記事の表を見ると、14年4-6期の名目GDPと実質GDPの落ち込みの差に特徴がある。
名目GDPはほぼゼロだが、実質GDPが-6.8となっている。
これは何を現しているのだろうか?
何に注目をすべきか?実質GDPの落ち込みと動にGDPデフレーター変化でしょう。分母である実質GDPが大きく落ち込み、分子である名目GDPがほぼゼロということは、消費増税後にGDPデフレーターが大きく変化したということである。こちらのBLOGOSの記事の表を見るとGDPデフレーターがこれまでのマイナスからプラス2.0に跳ね上がっている。
消費者物価指数はGDPデフレーターと乖離してその差は1%ほどといわれる。生活実感からすればこの1%はGDPデフレータ値の2.0にプラスされるとみたほうがよいでしょう。その上実質賃金は下がり続けているのですから、その意味での相対的な物価高を見ればそれ以上の値となるかもしれない。
すでにインフレ状態が現れておりバブルに近い状態なのかもしれない。
しかしこのインフレ状態というのは本来の経済成長の中でのインフレとは真逆のものである。
経済が成長して5%のインフレが起きた時の5%と、GDPがマイナスまで落ち込みさらに実質GDPが名目GDPよりも激しく落ち込んだ場合の5%の疑似インフレとは質的には全く違うものだろう。後者は、マイナス成長であるにもかかわらずに物価が上昇しているというインフレであり、マイナス成長は景気の後退ですからインフレと同時に景気後退(デフレ圧力)が同時に起きているという面からスタグフレーションではないか?
消費増税がスタグフレーションを起こした。。。。。
そのうえ、日銀が国債を買い入れなくてはならない状態とそこからの通貨安も起こり、景気の落ち込みが出ても更なる緩和もできないし出口も見えない状態という通貨を発行するコントロールを失いつつある。(ウィキーペディア)
マイナス成長下のスタグフレーションは大きく経済を落ち込ませるのではないか?
名目GDPはほぼゼロだが、実質GDPが-6.8となっている。
これは何を現しているのだろうか?
何に注目をすべきか?実質GDPの落ち込みと動にGDPデフレーター変化でしょう。分母である実質GDPが大きく落ち込み、分子である名目GDPがほぼゼロということは、消費増税後にGDPデフレーターが大きく変化したということである。こちらのBLOGOSの記事の表を見るとGDPデフレーターがこれまでのマイナスからプラス2.0に跳ね上がっている。
消費者物価指数はGDPデフレーターと乖離してその差は1%ほどといわれる。生活実感からすればこの1%はGDPデフレータ値の2.0にプラスされるとみたほうがよいでしょう。その上実質賃金は下がり続けているのですから、その意味での相対的な物価高を見ればそれ以上の値となるかもしれない。
すでにインフレ状態が現れておりバブルに近い状態なのかもしれない。
しかしこのインフレ状態というのは本来の経済成長の中でのインフレとは真逆のものである。
経済が成長して5%のインフレが起きた時の5%と、GDPがマイナスまで落ち込みさらに実質GDPが名目GDPよりも激しく落ち込んだ場合の5%の疑似インフレとは質的には全く違うものだろう。後者は、マイナス成長であるにもかかわらずに物価が上昇しているというインフレであり、マイナス成長は景気の後退ですからインフレと同時に景気後退(デフレ圧力)が同時に起きているという面からスタグフレーションではないか?
消費増税がスタグフレーションを起こした。。。。。
そのうえ、日銀が国債を買い入れなくてはならない状態とそこからの通貨安も起こり、景気の落ち込みが出ても更なる緩和もできないし出口も見えない状態という通貨を発行するコントロールを失いつつある。(ウィキーペディア)
マイナス成長下のスタグフレーションは大きく経済を落ち込ませるのではないか?