朝日新聞5月8日朝刊9面に「ちびだら飲み コーヒーに新風」という記事があった。
製造業の労働者が激減する中で休憩時間に缶コーヒーをグビッとというものが少なくなったため、今はITワークの労働者などの「ちびだら飲み」しやすい人たちに向けてペットボトルのこコーヒーを発売しヒットしたそうです。
これを働き方の変化に起因すると。。。。。
人は何かしらの息抜きが必要で仕事中においてもコーヒーなどを飲んだりする時間は必要なんです。
企業によってはどこで仕事をしてもよいとしてまるで休憩所のようなところでコーヒでも飲みながら打ち合わせをしたりパソコンで仕事したりと自由な働き方ができる企業があるそうです。
一方では
「喫煙者を一切採用しないことにしました」という記事がネット上にあります。喫煙者を採用しない理由はいくつかあるようですが、その中の一つに生産性があるようです。
「喫煙組は1日に何度もぞろぞろとタバコを吸いにいくけどあの時間は何なのか?僕達は休まず集中してやってるのに不公平ではないか?」
「会社の中にタバコを吸えるスペースがあること自体、すでに不平等を生みます。」 (上記サイトより引用)
という非喫煙者の声を紹介しています。
たしかに禁煙運動によりデスクで「ちびだら吸い」はできなくなりましたから喫煙所に行くしかない。
このように喫煙が生産性を低くするという論理が出ているようです。それを労働者間の苦情という形で出すことにより煙草も吸えない生産性の向上が行われます。
こういう中で、「ちびだら飲み」はどうなるのでしょうか?
煙草を吸う時間はもったいないというがその人たちはデスクで「ちびだら飲み」をしている。。。。。と。
労働者間の苦情合戦からはこういった対立も生まれるでしょう。そうなれば「ちびだら飲み」も禁止に。。。。。
会社の中では息抜きの時間もなくなっていくでしょう。
このような生産性の向上は働き方全般に及んでいきます。
その集大成が働き方改革という事になるでしょう。働き方改革は労働者が「自由な働き方」を目指すものだと政府は行っていますが、現実は自由な働き方は息抜きもできない中身となり、企業が「自由な働かせ方」ができるようになるという事です。