夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2019年 2月 8日(金)「アベノミクスの実態か」

2019年02月08日 21時34分02秒 | 「政治・経済」
株式は400円以上値下がりをした。
日経平均はアメリカに追随する動きを示しているが、今日の株安はアメリカの株価に連動していなかったようです。円安傾向にあるが株価は大幅に下落したとも見える。
この状態をブルームバーグ
「「世界の景況感は米国がダントツでしっかり。日本は米国に比べて景況感がはるかに悪く、欧州よりも劣る」と話す。日本は賃金が上昇しない中で物価が上がり可処分所得は低下し、内需が弱く消費増税を控え不透明感は強いとみていた。」
と分析をしている。
最近の株価の値下がりは米中の貿易戦争の影響とする分析が多かった。たしかにファーウェイショックはスマートフォン部品関連で日本の大きな打撃になるという分析もある。しかしこのような外的な要因だけではなくて、内政としての内需の落ち込みが相当あるのかもしれない。中国の春節での訪日客増を喜んでいるが、これも確かに数字的には内需として現れてくるでしょうが、基本は輸出のようなものです。
基本統計の不正により実質賃金はマイナスともいわれています。ささやかな生活を維持するための年金も健康を維持するための健康保険料も生活をより厳しいものに変えています。
まさに日本経済は「日本は賃金が上昇しない中で物価が上がり可処分所得は低下し、内需が弱く消費増税を控え不透明感は強い」というブルームバーグの分析は当たっているでしょうし、またそれはアベノミクスの経済政策の誤りを言い当てているでしょう。
株価は為替によって動きますから円安ならば株価は上昇する傾向があります。その円安を誘導したのが政府と日銀の二人三脚です。もちろんこれは為替操作の疑いがありますが、為替(金融緩和)だけでは経済の立ち直りは無理であり、いつか株価の下落にもつながります。日銀の金融緩和の限界と出口への不安が広がっています。このまま日銀が株を買い占めて株価を操作し、副作用が言われている緩和を続けるならば矛盾の先送りとなり出口に向かわざるを得なくなった時の傷は深くなるでしょう。これを日銀にやらせているのがアベノミクスでしょう。見え始めた矛盾がアベノミクスの実態でしょう。
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池に浮かぶ月385【2月8日】

2019年02月08日 18時25分19秒 | 「池に浮かぶ月」
去年2018年の今日は、gooブログのお題で「間違いやすい日本語」について書いていました。
気になっていたのが「全然」でした。
全然だめだ。全然大丈夫。。。。。
否定的な使い方と肯定的な使い方がありますが、、、、、
政治家の使う「遺憾」という言葉も不思議な言葉です。
今日気になった言葉が「可能性」です。
「明日東京も雪が積もる可能性がある。」
「明日東京は雪が積もる恐れがある」
僕としては、可能性は努力していたことが実現するような使い方ではと?

北風が僕を包み渦となる
渦は広がり僕の翼となった
北風の翼は
冷たい空気を切って舞いあがる
北風は南に向う。。。
心は行く雲。。。

「2月 8日という日」

【2018年】ツイッターつぶやきgooお題「間違いやすい日本語といえば?」僕のブログではたくさんの誤字があります。タイピングや文章の書き方が下手なのでしょう。でも、変換でとん......

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2019年 2月 7日(木)「春霞」

2019年02月07日 20時25分08秒 | 「東京日記」
朝起きて窓を開けたら霞が深く漂っていた。
まだ寒い日が続いていますが、一時の春を感じる朝でした。
春の霞といえば、毎年脳みそにも春霞が漂う。
風邪をひいたりしているうちに花粉が飛び始める。
2カ月ほど風邪をひきっぱなしのような状態。
桜の花が終わるまで脳みその春霞は晴れない。
頭もぼうっとしてくるとあまり物事を考えることができないが、ぼうっとしたのんびりした日々が続くのはうれしいです。
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池に浮かぶ月384【2月7日】

2019年02月07日 18時17分38秒 | 「池に浮かぶ月」
去年2018年の今日はジョージアという国の「花咲くころ」という映画を見てきました。
内戦が終わったグルジアは無法社会のようになっており、パンを買うにも行列をしなければならないように経済的な混乱も。
一人の少女が護身用の拳銃を受け取る。。。。。
しかし護身用といってもその少女の心に怒りや憎しみが湧き起こればその拳銃は武器となる。
アメリカの銃社会と正義の戦争としても安全を守る武器は中東においてはその市民を殺す武器となっている。日本も専守防衛から逸脱をしはじめてアメリカとの同盟関係に組み込まれた。
世界中の武器は防衛だといわれるが、実はただの人を殺すための武器なんです。

北風が僕を包み渦となる
渦は広がり僕の翼となった
北風の翼は
冷たい空気を切って舞いあがる
北風は南に向う。。。
心は行く雲。。。

「2月 7日という日」

【2018年】ツイッターつぶやき「花咲くころ」と言っても花のお話ではなくて映画です。 朝起きたら急に妻から映画見に行くよと言われて寝ぼけた頭で「うん」と言ってしまった。 一度......

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2019年 2月 6日(水)「日本の労働運動と国民性」

2019年02月06日 19時50分21秒 | 「思うこと」
朝日新聞5面に「消防署員に団結権を」という記事がありました。
先進国でも商簿署員消防署員に団結権がないのは日本ぐらいだといいます。この点で国際労働機関(ILO)は日本に対して改善を求めているそうです。日本は拒否をしています。
ヨーロッパでは警察官や軍隊にも団結権を認めている国があるそうです。
日本は労働者の権利をないがしろにする面が強いですね。
1960年半ば頃から春闘は発展をしていき大幅賃上げを求めたストライキが行われていました。このストライキを背景とした賃上げ率が賃上げ相場を決めてストライキをしない労働組合が属する企業(ストライキを背景とした賃上げにプラスして)や公務員(民間準拠)の賃上げもありました。
しかしそのうちにストライキ迷惑論としてマスコミも含めて世論づくりがされました。ストライキ権のない三公社五現業特に国労がストライキ権ストを行った頃は、親方日の丸攻撃がされてストライキに抵抗する国民が多くなりました。
たしかにストライキとなれば社会生活が阻害される面がありますが、労働者の権利としてのストライキを迷惑だからやめろというのは日本人ぐらいではないでしょうか。
春闘もまだ続いてはいますが、連合も完成賃上げに依拠せざるを得ない状態です。
労働運動の形骸化が言われてから相当経ちますが、賃上げも労働条件も労働者の権利もすべて奪われかねない状態です。
これが消防署員がいまだに団結権を持てない状態を作っている日本の現状でもあります。火事になってもストライキするのか!などという偏見も出てきたりするでしょう。消防隊員も福島原発事故時に防護服も機内で水を撒いていました。先日の火事では消火に当たってたしか2名の隊員の方がなくなったようです。多くの犠牲者も出ているでしょう。労働条件は過酷です。そしてパワハラやセクハラも増えているそうです。労働組合を持てないとどこにその解決を自ら見つめることができるか・・・・・・
もちろん今の労働者は皆同じ状態なのかもしれませんが、労働組合の役割をもう一度見直して強化をしなくてはいけませんね。これがないと最終的に賃上げは無理となってしまいます。
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池に浮かぶ月383【2月6日】

2019年02月06日 18時05分20秒 | 「池に浮かぶ月」
若いころ、財形貯蓄をしていると高利率の半年複利で貯金のありがたみを実感しましたが、今はマイナス金利ですからなぁ。。。。。。
ということで投資話が多くなります。
今日の新聞でも外貨保険でしたっけ?損をすることをあまり知らせないで結果元本割れになって問題化しています。
素人投資家を多く集めて利益はプロの投資家へ。。。。。

北風が僕を包み渦となる
渦は広がり僕の翼となった
北風の翼は
冷たい空気を切って舞いあがる
北風は南に向う。。。
心は行く雲。。。

「2月 6日という日」

【2018年】ツイッターつぶやき昔から労働者は生かさず殺さず搾り取れが企業や株主の鉄則でした。 今では労働者だけではなくて個人投資家についても生かさず殺さず搾り取る時代になりま......

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2019年 2月 5日(火)「暗証番号」

2019年02月05日 21時48分22秒 | 「思うこと」
毎日生活をしている中で暗証番号というものをいくつか持っています。
平均どのくらいの数を持っているのでしょうか?暗証番号に限らないとものすごい数の番号を持っていますね。
人はどのくらいの暗証番号を記憶することができるのでしょうか?
たぶん病気などでその暗証番号を日常的に使わないと多くを忘れてしまうのではないでしょうか?
うん。。。。。
書くこともない日も一応はブログにログインしておく方がいいのかな。
暗証番号で財産の管理もしているわけですから怖いものがありますね。個人としても怖いし忘れてしまったら大変なことになります。
しかし個人的な問題でかたずけられるものはまだよいようです。
NHKニュースによると、カナダの仮想通貨取引をしている会社で創業者が急死してしまったそうです。仮想通貨の取引をする基本的な暗号をあの世まで持っていってしまったそうです。
このため11万人の顧客の資産200億円が宙に浮いてしまったようです。
遠い国カナダのお話で仮想通貨などというわけもわからない僕としては何となくくすくす笑ってしまいましたが、こういったことは日本社会でも形は違うかもしれませんが怒っているわけです。
以前の消えた年金もそうですし、今現在起きている統計不正による失業給付金も宙に浮かんでしまうこともあり得ます。去年から公文書も捨てられたり隠されたり。。。。。
損をしていても肝心の国が暗号をなくしたり訳が分からなくなったりしているようなものです。
また個人情報に個々人が敏感になって気を付けていても行政や企業がばらしてしまうことや売ってしまうことも出ています。
暗証番号(暗号)社会は怖いですなぁ。。。。。。
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池に浮かぶ月382【2月5日】

2019年02月05日 18時21分51秒 | 「池に浮かぶ月」
統計不正に関連して労働者の実質賃金が去年のほとんどの月でマイナスであったと政府も認めたという。
社会保障費なども負担は大きくなっていますし、好景気といわれる果実は株式と企業の内部留保へ。しかもこの株価にしても日銀の買い支えや年金積立金の運用としても買い支えられている状態でしょう。
勤労国民にはその果実は回らずに、社会保障は切り下げ傾向です。

北風が僕を包み渦となる
渦は広がり僕の翼となった
北風の翼は
冷たい空気を切って舞いあがる
北風は南に向う。。。
心は行く雲。。。
「2月 5日という日」

【2018年】ツイッターつぶやき選挙の時などは着実にアベノミクスの成果が出ている、その成果を国民に。とか言っていたが、結局は勤労国民名から税金や社会保険料で吸い上げて、起業企業に......

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2019年 2月 4日(月)「窮乏化」

2019年02月04日 21時13分20秒 | 「思うこと」
窮乏化というと貧困化だけとみてしまうが、資本主義においては労働苦、奴隷状態そして社会生活上の堕落なども含む。
貧困化は、絶対的貧困化に向かいながらも相対的貧困(格差の拡大)の拡大深化です。
労働苦は低賃金と長時間労働化と労働密度の強化によるものです。
奴隷状態は勤労者のほとんどは賃金労働者ですから企業に縛られます。先の労働苦に加えて法的に自由な休暇も取得できないなど労働者の権利が保障されない状態そしてブラックな起業による人間性の否定にもつながる扱いです。
以上の中で打ちのめされる中での人の弱さとしての堕落。
だれでもよかったという理由での通り魔も結局は女性など弱い人を犠牲にする。振り込め詐欺は弱い高齢者を犠牲にする。このような犯罪だけではなくて、社会全体が力による何でもありがすべてとなり、政治すらこの力の政治に堕落する。
日本をはじめ先進国窮乏化に向かって進んでいる。富裕層は勤労国民に寄生するという意味において最も窮乏化しているといえる。
一部学者もマスコミも窮乏化してしまったら大変です。
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池に浮かぶ月381【2月4日】

2019年02月04日 18時45分21秒 | 「池に浮かぶ月」
去年2018年の今日はエンゲル係数について。
エンゲル係数が高くなれば娯楽などに使う金が少なくなりますから国民は寝て食ってだけの生活に近づくということです。
それでも食いたいものを食っているからエンゲル係数が高くなるというのなら、これはこれで仕方ないのですが、スーパーに行っても値引き品を新聞の折り込みなどを点検して少しでも安くと節約をしている中でのエンゲル係数の上昇ですからね。。。。
天候によるものもあるでしょうが、この天候によるものはほぼ毎年同じようにありますから、アベノミクスによる輸入品からの値上げや物価が上がることはよいことだとする経済政策にもあります。

北風が僕を包み渦となる
渦は広がり僕の翼となった
北風の翼は
冷たい空気を切って舞いあがる
北風は南に向う。。。
心は行く雲。。。

「2月 4日という日」

【2018年】ツイッターつぶやき2日にも書いたように2016年から急速にエンゲル係数が伸びているようです。これは生活が豊かになってより豊かな食事をするようになったのではなくて、全......

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立春大吉

2019年02月04日 08時10分56秒 | ご挨拶


        
        
    夕  
    螺  
    禅
    師


 
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しりとり俳句 2018・19年 冬

2019年02月03日 21時50分42秒 | 「しりとり俳句」
        2018・19年 冬

     四季は過ぎ木立閑とし宇津田姫 夕螺
     宇津田姫どこにおわすや冬を舞う はな
     冬に舞う落ちる木の葉の昼下がり 夕螺
     昼下がり小春の池の白き花 はな
     白い花寒木瓜ひとつ青き空 夕螺
     青き空稲かぶ蹴って揚げた凧 はな
     揚げた凧か細き骨に風は鳴り 夕螺
     風は鳴り雷鳴うめく冬来たり はな
     冬来たり海曇りて風はなり 夕螺
     風は鳴り雪のにほひを運びくる 被衣
     運びくる御節のビラや年思う 夕螺
     年思う銀杏ゆらす爺ちゃんよ はな
     じい様や桜落ち葉の帰り道 夕螺
     帰り道石焼き芋の誘う声 はな
     誘う声柚子の入荷や襟を立て 夕螺
     襟を立て男の料理柚子を切る はな
     柚子を切り浮かべて香り風呂の湯気 夕螺
     風呂の湯気母の面影冬の夜 はな
     冬の夜に人は消え失せ花眠り 夕螺
     花眠り花眠りてや寒椿 はな
     寒椿朝に一輪薄日さす 夕螺
     薄日差す庭を明るめもみぢ散る 被衣
     もみぢ散りわがよたれそ常ならむ はな
     常ならむ冬草残りて時を待つ 夕螺
     時を待つ白菜漬けに鷹の爪 はな
     鷹の爪夕餉の香り暮早し 夕螺
     暮早し隣は何をする人ぞ はな
     する人にスイセン咲くや笑い声 夕螺
     笑い声どんぐりころころ大合唱 はな
     大合唱第九は長し懐手 夕螺
     懐手王手を迷う爺の皺 はな
     爺の皺箒持つ手や冬の朝 夕螺
     冬の朝めざめてまぶし銀世界 はな
     銀世界彼方の山に思い馳せ 夕螺
     思い馳せネギかキャベツか卵の巣 はな
     卵の巣古屋となりて冬木立 夕螺
     冬木立はっぱ一枚落ちました はな
     落ちにけり瀑布の音や山眠る 夕螺
     山眠る腹は煮え立つ休火山 はな
     休火山囲炉裏も消えて湯治の宿 夕螺
     湯治の宿養老の滝母を連れ はな
     母を連れ年は暮れ行く数え年 夕螺
     数え年冬至が来ると二つ増え はな
     二つ増え春待つ花や苗の影 夕螺
     苗の影葉牡丹競う化粧よさ はな
     化粧よさ初雪知らす声弾み 夕螺
     声弾む子ら通りゆく落ち葉道  被衣
     落ち葉道耳輪片方落としけり かさね
     落としけり冬ざれの陽に薄き影 夕螺
     薄き影月ならば好し夜神楽に はな
     夜神楽や冬満月の山の峰 夕螺
     山の峰今宵限りと冬の月 はな
     冬の月太政大臣我が世とぞ 夕螺
     我が世とぞ思ひし二十歳の春ありぬ 被衣
     春ありぬ冬木立の芽硬きかな 夕螺
     硬きかな希望の扉春とおく はな
     春遠くか弱い日差し枯れし葉に 夕螺
     枯れし葉に君は誰よと問うてみる はな
     問うてみて答えもせずに冬の雲 夕螺
     冬の雲風に任せてただ放浪 はな
     放浪やあてなき旅の雪曇り 夕螺
     雪曇りぽとりと落ちる侘助よ はな
     侘助や風流ならむ現世に 夕螺
     現世に咲けども空し帰り花 はな
     帰り花里の景色に戸惑いて 夕螺
     戸惑いて早朝の電話とる冷たし はな
     冷たさや米研ぐ音に灯は暗し 夕螺
     灯は暗しどうにかしてと泣く犬よ はな
     鳴く犬や時雨る空に灯油売り 夕螺
     灯油売り電話予約に替えたらし 被衣
     替えたらし師走の飾り曇天に 夕螺
     曇天に冬の花火は狂い咲く はな
     狂い咲く政治を眺め水洟も 夕螺
     水洟も啜ってくれた母も在り はな
     母は在り目貼りの紙を折りており 夕螺
     折りてゐし冬の陽を浴ぶ鶴幾羽 被衣
     鶴幾羽吐く息白し夜の明けん 夕螺
     夜の明けん正夢に見え正座する はな
     正座して五感冴ゆ石の庭 夕螺
     石の庭白き化粧に紅をさす はな
     紅をさす手元もどかし冬の朝 夕螺
     冬の朝雨上がりにて虹の立つ はな
     虹の立つ暖冬うれし天気雨 夕螺
     天気雨狐の嫁入りほっかぶり はな
     ほっかぶり渡し船漕ぐ空っ風 夕螺
     空っ風裾を絡げて小走りに はな
     小走りの師走の日々に立ちすくみ 夕螺
     立ちすくみじっと見ている冬ネズミ はな
     冬ネズミ天井裏も年を越し 夕螺
     年を越し晴れて退院霞む夢 はな
     霞む夢叔母の名を呼ぶ母の声 被衣
     母の声細く愚痴言いみかん剥き 夕螺
     みかん剥き炬燵で年越し懐かしい はな
     懐かしき駄菓子屋流行り冬茜 夕螺
     冬茜ねぐらさがして飛ぶ子らよ はな
     飛ぶ子らの縄跳び眺め頬寒し 夕螺
     頬寒き朝の雪かき黙々と 被衣
     黙々と鍋をつつくや星流る 夕螺
     星流るひとつ落ちたと初夢よ はな
     初夢や何が現る年の暮れ 夕螺
     年の暮れガマ口の中腹へったぁ はな
     腹減って正月じたく餅を焼き 夕螺
     餅を焼き 醤油無いのに 今気づき ヒロ
     今気づき年越す母の老いし髪 夕螺
     老いし髪梳いてすかして年を越す はな
     年を越す宿題重し散歩道 夕螺
     散歩道山茶花咲いて口ずさむ はな
     口ずさみ枯葉舞い上げつむじ風 夕螺
     つむじ風ワンコの耳も立ち上がり はな
     立ち上がり炬燵を抜けて月を見る 夕螺
     月を見る冬至になると光りだす はな
     光立つ波に揺られて冬の月 夕螺
     冬の月我が身を照らせ影もなく 越後美人
     影もなく薄日の花壇春思う 夕螺
     春思う越後美人の下駄の音 はな
     下駄の音やけにうるさし冬至の夜 夕螺
     冬至の夜南京食べて腹はくち はな
     腹はくち炬燵は温しラジオ聴き 夕螺
     ラジオ聴きビング・クロスビーとXmas 被衣
     Xmas眩しき月は宙わたる 夕螺
     宙わたるアリアに夢を冬の月 碧
     冬の月碧空の朝白き影 夕螺
     白き影走るトナカイ雪は舞い はな
     雪は舞い帰省の道の街灯に 夕螺
     街灯に肩抱く影や雪時雨 はな
     雪時雨曖昧模糊と急ぐ足 夕螺
     急ぐ足願いばかりの初詣 はな
     初詣屋台は並び古き門 夕螺
     古き門観音開きに五光たち はな
     後光たつ観音見上げ寒の入り 夕螺
     寒の入り飛び立つサギのすまし顔 はな
     すまし顔朝日凍りて寒椿 夕螺
     寒椿赤きつぼみに雪を載す 被衣
     雪を載すワンコの鼻の面白さ はな
     面白き世間話も春遠し 夕螺
     春遠し誕生日さえ放置され はな
     放置され枯野の隅に夕日さす 夕螺
     夕日さす窓辺に小鳥影二つ はな
     影二つ老いし夫婦は路地曲がり 夕螺
     路地曲がりいつも走った駄菓子屋さん はな
     駄菓子屋の子らに交じりて寒雀 夕螺
     寒雀ふっくらふわふわ手に泊まれ はな
     手に留める輪ゴムは濡れて母動く 夕螺
     母動き鏡餅割るあの笑顔 はな
     あの笑顔沢庵一本レジ通す 夕螺
     レジ通す白菜重くて抱っこする はな
     抱っこする赤子の頬や冬晴れに 夕螺
     冬晴れに水仙の香ただよいて はな
     ただよいて結露の窓や珈琲の香 夕螺
     珈琲の香なつかしきかな純喫茶 はな
     純喫茶雪降る街の片隅に 夕螺
     片隅に冬の陽浴ぶる廊下延ぶ 被衣
     廊下延ぶ走るべからず寒稽古 はな
     寒稽古吐く息白し朝日射す 夕螺
     朝日射す窓辺に背伸びすシクラメン はな
     シクラメン影の隙間に日向ぼこ 夕螺
     日向ぼこワンコもお猿もキジまでも はな
     雉鳴くや高野の山は静まりぬ 夕螺
     静まりぬ廃屋の庭ふきのとう はな
     ふきのとう二個三百円春隣 夕螺
     春隣り土筆もヘビもこんにちは はな
     こんにちは冬を飛び越え雪椿 越後美人
     雪椿都会の空に空っ風 夕螺
     空っ風もうじき春だと言うお告げ はな
     言うお告げ節分の鬼高笑い 夕螺
     高笑い馬鹿な役人鬼は外 はな
     鬼は外鬼も内にと荒れ野原 夕螺
     荒れ野原つのる想いの寒の花 はな
     寒の花風に遊ばれ散る憂き目 被衣
     散る憂き目過ぎし夢かな冬座敷 夕螺
     冬座敷どてら着てねる掘りごたつ はな
     掘りごたつ火傷せぬかと祖母は笑む 夕螺
     祖母は笑むお餅ちぎって丸め役 はな
     丸め役後方支援の雪合戦 夕螺
     雪合戦子らのほっぺは真っ赤っか 越後美人
     真っ赤っか婆売るリンゴ雪が降り 夕螺
     雪が降り目を閉じてみるロシアかな はな
     ロシアの果てに舐めるがごとき大寒波 夕螺
     大寒波母の背中にAと書く はな
     Aと書き医師は目を上げ冬の窓 夕螺
     冬の窓 きのうの傑作 浮かびをり 越後美人
     浮かびをり鴨集まりて風わたる 夕螺
     風わたる不可能と言う寒空に はな
     寒空の雲間の穴に光落つ 夕螺
     光落つ総理の目口朧なる かさね
     朧なる稜線凍みて東山 夕螺
     東山凍てる杖つき渡るかな はな
     渡りかけ見上げる信号霙降る 夕螺
     霙降るカタカタ走るランドセル はな
     ランドセル衣更着(如月)の朝窮屈さ 夕螺
     窮屈さインフルエンザみな同室 はな
     同室の鳥のつがいや冬ごもり 夕螺
     冬ごもりすればいいのにチュウ太郎 はな
     チュウ太郎節分の夜は更け行かん 夕螺

2018年の冬の句は194句でした。
たくさんの句をありがとうございました。
明日2月4日は立春です。春の句となります。
コメント (204)
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2019年 2月 3日(日)「節分」

2019年02月03日 21時10分26秒 | 「思うこと」
節分。。。
恵方巻を今年も手作りでと思いましたが、去年の失敗から今年は買ってきました。
明日は立春ですなぁ。。。。。
東京は最高気温が19度になるそうです。一気に桜の花が咲く気温だそうです。もちろんこのまま暖かになるわけではありませんが、1日だけでも暖かさを味わえるのは気分が楽になります。
立春に19度に気温が上がるというのは記録的だそうです。
これも異常気象でしょうか。。。。。
日が暮れるのが遅くなってきましたし、日の出も早くなりました。
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池に浮かぶ月380【2月3日】

2019年02月03日 18時05分54秒 | 「池に浮かぶ月」
節分
去年、2018年は手作りの恵方巻を作りましたが、ご飯の量が多すぎてだいぶ太いものになってしまいした。さて無言で食べ始めたのですが知るものなしに一気には食えず家族皆で大笑い。
まぁ、笑いが出たということで無事に節分も終わったということでしょう。
ということで今年はお寿司屋さんで買ってきました。

北風が僕を包み渦となる
渦は広がり僕の翼となった
北風の翼は
冷たい空気を切って舞いあがる
北風は南に向う。。。
心は行く雲。。。

「2月 3日という日」

【2018年】ツイッターつぶやき「律儀に。。。。」の続編。 今日は早くも節分。 恵方巻を食わねばならぬ。 昨日、ぼうっとラジオを聴いていたら和牛を使った1本5000円の恵方......

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「じゆうななもじ君句集」 2018・19年冬

2019年02月03日 10時13分20秒 | 「じゆうななもじ君 句集」
          2018・19年 冬

       西日は暗く山茶始開(つばきはじめてひらく)
       軽やかに剪定はさみ小六月
       小六月剪定鋏軽やかに
       月のぼり富士のシルエット冬茜
       日は暮れて暖冬の中灯油売り
       床に就く古暦一枚予定書き
       柚子湯出て胸元開き香も温し
       スーパーの棚も淋しき年の暮れ
       見下ろせば猫通り過ぐ初景色
       軒下に猫通り過ぐ初景色
       芹乃栄(せりすなわちさかう)冬のひだまり
       昼寝する夢の中にも隙間風
       群れなして春を迎えん寒雀
       すずめ鳴きふとんを干して寒あけん new
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