猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

坊主が...に上手に...た!?

2005年07月06日 09時58分16秒 | ハ~プニング!
実は1週間ほど前から、弟が入院している。

なぜなら、我が家は一家揃ってヘルニア持ち。亡くなった父もかなり腰痛に苦しめられていたのだが、弟が入院第1号となってしまった。(妹は腰痛で救急車経験アリ。母も私も相当な腰痛持ち)

しかも、足の親指の感覚がなくなるほど悪化していたため、入院して即、手術決定。すでにギプスも出来、今週金曜の手術を待つばかりとなった。
私の家から電車2本とバスを乗り継いで行くその病院は、整形外科としては野球選手も行くほど有名で、偶然にも亡くなった父の墓を見下ろす場所にある。父は寂しがりだったから、妹は、「あのアホ父、たぶん自分が寂しいから、そばにいて欲しかったんじゃない?」なんて言っているが、そうだとすれば、今頃ヤツはご満悦。それぐらいに近い場所にある。
父の墓に関してはもっとエピソードがあって、継母が知人に紹介してもらったというその墓地は、偶然にも私がお世話になっている方の持ち物で、そこに隣接するお寺のご住職にも、数度お会いしたことがあって...という不思議なご縁。だが...
話を戻して。

いつもおちゃらけている弟も、今回ばかりはかなりの凹みよう。それでも「可愛い看護師さんがいるかも♪」なんて言って気を紛らわしたりしていたのだが...ご機嫌はちっとも良くならず(笑)
だいたい、聖なるお仕事に就かれている看護師さんたちにそんな不謹慎な考えを抱くなど、許されないことだから、それはそれで放っておくのだが、やはり体は心配なわけで...。
毎日見舞いに行っていた妹も、タイミング悪く海外旅行の予定があり、昨日からおらず...(本人は弟を心配するあまり「キャンセルしようかな」などと言っていたのだが、大丈夫だから行ってこいとケツを叩いた)
そこで1番役に立たない長姉の私の登場である。
最近では有難いことに、病院にも看護師さんだけではなく、ヘルパーさんがいて色々してくださるため、実際私たちに出来ることはあまりないのが現実だが、顔を見せるだけでもちょっとは気が紛れるだろうと、甘い物やら、大量の漫画やらを引っさげて3度目の訪問。しかし、あまりにもピーチクパーチク喋り倒す私に、弟も少し迷惑顔。まったく役にたたない姉である(笑)

さて。そこでタイトルの「坊主が...」につながっていくのだが、病院への道のり、バスに乗って窓の外に目をやると、なんとマクドナルドに2人の若いお坊さんが並んでいた!というわけで。
仕事で疲れた人、小汚い服装を好む若者に混じって、その若き僧侶のすっきりとした頭、清清しい黒衣姿(コクエ。布ホウともいうらしい)を纏った姿や表情がポッカリと浮き出ている様は、ちょっとだけシュールで、しかし、なんだか爽快にも思えて...ちょっとした異空間に墜ちた錯覚。

スローライフ・スローフードな生活の代表選手みたいなお坊さんが、ファーストフードに並ぶ時代がきたかと、ライフスタイルの多様性に思いを馳せたという次第。
だけど...あのお坊さんたち、ハンバーガーをお寺にお持ち帰りしたのかなぁ...?