猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

流行言葉は恥ずかしい

2005年07月28日 21時50分23秒 | ぶ~すか言ってやる!
髪を切りに行った。
女性にとって、美容室に行くというのはとっても贅沢で大切な時間である。
トリートメントもしてもらってさらさらツヤツヤになった髪で歩くと、なんだか生まれ変わった気分。街並みまでいつもと違って見える。

だが、髪を切ったり染めたりしてもらっている間、私はいつも時間を持て余す。
担当者はいつも決まった人なので、その人とは話題に事欠かないが(彼はとっても話題豊富。その上前回何を話したか、たぶん顧客全員分憶えてる)、若いアシスタントさんたちはまだまだ勉強中なので、無口になりがち。そして何より1番困るのは、例えば髪が染まるまでの放置時間なのである。

美容室にはどこにも雑誌が置いてあるように、私の行っているところもその例に漏れないが、その雑誌の種類が私の趣味に合わない。
どこをめくっても服や化粧品の写真、写真、写真。
もっと活字のあるのはないの~?と聞けば、占いなんかがびっちり載ってる雑誌なんかで、「今年のあなたの恋の行方は?」とか、んも~、私にとってはそんなのどうでもいいよ!ってなことばかりが書き連ねてある。
そういえば電車の中吊りなんかで女性ファッション誌の見出しを見ると、
「夏のモテメイク」とか、「愛されコスメ」とか、はたまた「ワンランク上のライフスタイル」とか、「デキる女は何とかかんとか」とか、そんなんばっか。

そんなにみんなもてたいか?そんなにみんな愛されたいか?
大体ワンランク上って何なんだ?
本当に人生を楽しんでいて魅力ある人は、メイクでもてたいとか、ファッションで愛されたいとか、ましてや人と自分を比べてランクづけなんてしないんじゃないのか?
そう言いたいのである。

そういえばその担当者が何かの折に「今のセレブはそうらしいよ」なんて言ったっけ。私は「だからさ、そのセレブってのは何なわけ?って話よ」と言ったけど、そんなにセレブが溢れてるんじゃ、セレブリティの意味を成さないわけで。
いつもそうだ。カリスマが流行れば何でもかんでもカリスマ。イケメンが流行ればなんでもイケメン。
でもね、私は実際にセレブもカリスマもイケメンも、言葉として使っている人に会ったことないけどね。聞いたり見たりするのは雑誌かTVでだけでだし。だって恥ずかしいよね、こんな言葉(笑)

なんでこう、何でもかんでも決まった形におさめたいかな、この国は。
私は私のスタイル。あなたはあなたのスタイル。
自分がいいと思ったものを身に着け、自分が良いと思った生き方を貫いて初めて、
その人の魅力って出るもんなんじゃないの?

最近じゃその担当者氏。
私が行ったときにはグルメ雑誌ばかり持ってくる(笑)
これなら、写真だけでも楽しいや♪