猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

君は知っていたか!?  - 衝撃の真実 -

2005年07月14日 00時51分31秒 | 育てちゃったよ....
え~、虫嫌いの皆様にはまたまたご迷惑さまですが、アゲハの幼虫さんの続報でございます。
それにあたりましては、冒頭ながら悲しいお知らせもありまして、実は幼虫の段階で保護したキアゲハの幼虫さんの方が、2匹ともお亡くなりなってしまったという...。原因は不明なのですが、突然動きが鈍くなり死んでしまったんです。前日までバリバリパセリを食べていたんですが...もしかしたら、エサが悪かったのか、寄生虫にやられたか...。アゲハのほうは卵の段階で保護して無事に孵っているので、寄生虫の心配もないんですが、キアゲハの方は保護した時点で5令幼虫(サナギの1コ手前)だったので、そこまでの経過がわかりませんで...責任を感じます。本当、申し訳ない。

しかし...
卵の状態で保護した(3ケ)アゲハの幼虫さんの方ですが、も~う、絶好調に葉っぱ食べまくっています。もう、食っちゃ出し、食っちゃ出し。飼育箱はあっという間にフンだらけ。皆さん、個体差も出てきましてね、まあ顔を見分けるまでには至りませんが、大きさなんかもだいぶ違う。孵った日時は同じなんですが。でもねぇ...やっぱり何度見ても芋虫は芋虫なわけですよ。可愛いんだけど可愛くない(笑)愛着はあるんですがね、やっぱり見目麗しくはない。
んでですよ。今日のことなんですけどね、私、いつもどおり弟の病院に出かけて行った訳です。
もちろん、幼虫の世話も朝のうちに済ませて。最後に彼らの様子を見たのは確か、午前10時くらいだったと思います。で、夕方に出かけて行って、帰宅するまで2時間半。そして、窓辺に置いてある幼虫の飼育箱をふと見ると...
あれ?奴らがいない~!

ええ、焦りましたよそりゃ。いっくら飼っているって言ったって、家中這い回られることなんか想定の範囲外ですからね、こっちは。それに脱走なんかしたら、即、ちゃあこの餌食です。想像したくはないですが食べられちゃうはずです(キモっ!)。でも...目を凝らしてよ~く見てみたら!

誰!? あなた誰!? だ、だ、だ、誰なの~っ?

っていう緑のお方が約2名、そして見覚えのある黒いお方が約1名、飼育箱の中にいらっしゃる。そしてそこには...黒い装束が脱ぎ捨ててあって...もう一瞬頭が真っ白。
....................そう、もうおわかりですね。脱皮。脱皮ですわ。
わ~!きも~い!気持ち悪~い!
だって、緑色ですよ。点々があるんですよっ。
ああ、せっかくあの、鳥の糞のような容姿に目が慣れてきたところだったのに...。
これなら私たち、うまくやっていけるかも、って思った矢先だったのに。
本当は脱皮の瞬間が見たかったのに...このっ、恩知らず~!
ああ、明日からまた、新しい芋虫の容姿に慣れる修行が始まるのね。私、解脱できるかしら...?

でも皆さん、ご存知ですかね?
幼虫の、口のところにある堅い部分。そうそう、あのクチバシみたいなヤツ(って、そんなにマジマジ幼虫を観察した人はそうそういないって)。
あれって脱皮するときどうなるんだろう、って思っていたら、なんとパカッとヘルメットみたいにはずれるんですな!衝撃の真実ですよ。で、コロンと転がってる。お面みたいにコロンと。
皮の部分はいずれ自分で食べるみたいですがね。お面はどうでしょう?記念にとっておくべきでしょうかね。もちろん私が。

それにしても...彼らが無事に蝶になるまで、私の体持つんでしょうか?
今日なんてもう、緑色に目を慣らそうと必死で...すでにグッタリなんですよ、実際。
これでこいつらが無事に蝶になって、来年卵を産みに帰ってきたりなんかしたら...また私、甘夏の木を買うんですか?
ええ、ええ!もうこうなったら、将来の夢は甘夏農園経営者ですよっ。
もうトホホですわ...