アケボノアセビ
アケボノアセビの蕾が膨らんで庭に春が来ました。
と思って白花のアセビを見たら、まだまだ春には程遠いですね。
赤いツバキの花がとてもきれいに咲きました。もう春です。
ところが、白いツバキは寒さで花弁が枯れています。無傷で純白の花はまだまだ先になります。
昨夜の雪で朝の庭は真っ白です。
昨日は終日気温が1度以下でとても寒い一日でした。
今日も最高気温は6.1度まで、冷たい空気でしたが風がないので助かりました。
寒くても咲くのは梅の花です。
庭の緋梅がちょうど見頃です。
新島襄が深井英五に贈ったという漢詩があります。
真理似寒梅 ・・・真理は寒梅の似(ごと)し、
敢侵風雪開 ・・・敢えて風雪を侵して開く。
この漢詩は、寒く厳しい風雪に対抗する強い意志を感じるものです。
私はもう一つの新島襄の漢詩ほうがより好きです。
庭の紅冬至が微笑みかけているように咲きました。紅冬至は通常花弁は5枚ですが、この花は6枚あって、1枚サービスです。よりいっぱい微笑みかけられている気持ちがします。
庭上一寒梅 ・・・庭上の一寒梅
笑侵風雪開 ・・・笑うて風雪を侵して開く
不争又不力 ・・・争わず又力(つと)めず
自占百花魁 ・・・自ずから占む百花の魁
こちらの漢詩は、風雪を意に介せず、(状況は厳しくとも)明るく微笑みかける春の温かさに包まれるようです。
床の間の梅が満開です。パフィオペディラム”ライムドーン”ももう長い間咲いています。