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偕楽園の猩々梅林で、六名木のひとつの月影が咲き始めました。萼が緑色、新梢も緑色で、花弁が白。端正な5弁の花は多くのお客様に好まれております。
猩々梅林には六名木を1か所で見ることができるように、6本の名木がサークル状に植えてあります。
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サークルの中心に月影があります。この月影が咲き始めました。
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虎の尾
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白難波
六名木サークルの中では虎の尾と白難波が咲いていますので、六名木中3本が咲きました。
なぜ猩々梅林の六名木サークルでは月影が中心にあって、他の5名木がまわりにあるのでしょうか。
知らずにボオーっと見ているとチコちゃんに叱られますよ。
5歳のチコちゃんは知っていました。
5・4・3・2・1 それは・・・・ 放送ではこういう流れになるのですが。
でもこのことはさすがのチコちゃんもまだ知らないでしょうね。
私と偕楽園の梅の管理者は知っています。
答えは木が大きくなったから。
図で詳しく説明します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/ab/2614f8d68b3bea8ee31ce5f1278253e6.jpg)
最初の六名木サークルは、・・・点線の小さなサークルだったのです。
丸い点線上に六名木が輪になっていました。
ところが六名木がそれぞれ大きくなってきましたら、枝が互いに混みあってきました。
そこで△印の江南所無と烈公梅を移植して、丁度月影が中心になるような位置に移植したのです。
こうして、月影を中心にして、他の5本が月影を取り囲むような、新しい六名木サークルができたのでした。
ところがここで困ったことになりました。
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紅難波
それは、新しい大きなサークルの線上に紅難波が2本含まれてしまったのです。
四角の中に赤丸で表示した木です。
あたかも七名木で、8本の木が植えてあるかのようです。
しかも六名木は1本ずつなのに、紅難波だけは2本です。
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たしかに紅難波も美しい花を咲かせますし、本園内には古木もありますので、水戸の名木に加えられても不思議ではないのです。
いっそのこと七名木としてはいかがかと雑草は考えてしまいました。
でもさらに困ったことには、
猩々梅林の紅難波と本園の紅難波では花の大きさが違ったり、開花時期も違うのです。ここは本園の紅難波を正とするべきと思います。似たことは白難波でもです。本園のほうが花が小さいようです。なお今年は冬季の降水量が極端に少なかったので、どの梅の花も例年よりは小さめではあります。
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これは本園で咲き始めた六名木の白難波です。本園の紅難波はまだ咲いていません。
猩々梅林は新しい梅林で、六名木は比較的若い木で、おそらく苗木屋さんから導入したものです。苗木屋さんはどうしてもお客さんが好む大きめの花とかを選抜しがちです。
さきに、偕楽園の白難波と安行の八重野梅を比較したことをブログしましたが、猩々梅林の白難波は本園の白難波よりは、むしろ八重野梅に近いように思います。
偕楽園の白難波と安行産の八重野梅はこのURLです。
https://blog.goo.ne.jp/zassougoo/e/d2849ea226e07b59868f724b9ba06e49