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水戸の梅まつり 今年は2月15日から3月29日までです。今シーズンの開花は、12月ころの咲き始めは遅かったのですが、暖冬と湿り気が多く例年よりかなり早いです。
偕楽園の開花状況は14日現在37%と発表されました。弘道館はさらに咲き進んでいて、53%です。
表門から梅林に入り、東門・椚門から南門を通り公園センタまで歩いてみました。
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表門に近い西梅林 六名木の江南所無の近くで、ひときわ赤色が際立っている一重緋梅が満開です。
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近くの酈懸梅も咲き始めました。
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梅林中央付近の6角形の柵に囲われた六名木のひとつ虎の尾も咲いています。
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隣りの水心鏡です。
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濃い赤色の大盃
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椚門下の月影
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子規の句碑の南門側にこれぞ月宮殿と雑草が思っている月宮殿があります。月宮殿は八重の白花です。でも赤花が混じるるものです。本園内では赤花をほとんどの月宮殿で見ることができません。これぞまさに月宮殿と思います。
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これは同じ月宮殿の株に咲いている赤花です。
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南門料金所では藤牡丹枝垂が満開です。
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入場料のことが気になって、料金所手前の美しい花を見逃しがちです。
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吐玉泉下の池のほとりでは唐梅が咲き始めています。咲き進むと花の外側が白っぽくなる白覆輪の名花です。
エレベータ近くで西門の方角に土産物屋さんがあります。ここから西門の方角を見ると桃の花が満開かと見まごう程の紅加賀です。
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公園センターの白滝枝垂が咲きました。
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公園センターの大きな建屋にも決してひけを取らない大きなしだれ梅は見事です。
ご注意 偕楽園が有料化と同時に御成門が閉鎖されましたが、バリアフリーマップでは閉鎖の案内無しです。
非常に残念なことなのですが、偕楽園の公式ホームページなのに。いまだに訂正されていません。正確には有料化前の予告?のマップでは閉鎖中だったのに、有料化後に新しく掲載されたマップでは閉鎖の表示が消えています。それも「偕楽園のバリアフリーマップ」がです。
近くには身障者・マイクロバス駐車場があります。知らずに御成門から入場しようとされるお客様がいらっしゃるかもしれません。
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それとも身障者の方だけは開門して通してくれるのでしょうかね。だったら素晴らしいおもてなし。
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このことはだいぶ前に話したのに、梅まつりが始まってしまいました。
思い悩むことがあって、ネットを見ていたところこちらのブログに辿り着き、もしかして、この方ならわたしの悩みに良いアドバイスをくださるのではとコメントを書き始めました。
高校を卒業してから長く転々とアパート暮らしをしていたので庭や植物には無縁で興味もなかったのですが、
2年前に母が亡くなり、空き家になってしまった実家へ30何年ぶりに戻りました。
庭が荒れ放題で、何とかしようと手を入れているうちに子供の頃父が大切にしていた庭を再興しようという気になり、少しずつ楽しくなってきたところです。小さい庭なのですごく手間のかかることでもないのです。
さて、花などにまるで興味のなかったわたしですが、唯一梅だけは好きだったのです。
それは若い頃東京に住んでいて、ある春先に突然水戸に行きたくなって(水戸にはほんの少し縁があるのです)手に入れたばかりの車ででかけたところ、梅の真っ盛りだった訳です。
弘道館、偕楽園と回ったら、すっかり梅の魅力にとりつかれ、これはわたしなんぞが何を言うよりみなさんよくご存知ですよね。
まあそんなふうで、どうも再興する庭に梅が欲しいと思っていたのです。
それが畏れ多くも、どうしても忘れられない烈公梅。
あの後にも数回水戸に梅を見に行きましたが、道端などで梅の苗木を売っていて「烈公梅」と銘打ったものもありました。
もう何十年も前なのですが。「烈公梅って買えるんだ。アパートじゃなければ欲しい」と思ったものです。
東京の青梅の梅郷、生越の梅もよく見に行きましたし、京都と太宰府の天神様の梅も見ましたが(やはり水戸の梅は格別です)、水戸以外ではついぞお目にかかることのなかった烈公梅、ましてや今住む故郷の愛知県では植木屋さんすら名前を知らなかった烈公梅です。
水戸まで行かなければ手に入らないのか。
水戸に行ったところで本当に烈公梅が手に入るのか(何かの本で烈公梅と書いてある梅の写真を見たのですが私の思っている烈公梅とはかけ離れた花でした)。
手に入るとしてもどこで買うのがよいのか。
どうやって選べばいいのか。
ど素人のわたしが愛知県で烈公梅を育てられるのか。
大きな鉢に植えてみるのはどうだろうか。
……思い悩んでいます。
よろしければお手隙の時に少しでもアドバイスをいただければ幸いです。
何せ遠い昔の記憶なのですが、弘道館にも偕楽園にも烈公梅はあったように覚えています。
わたしが初めて見てノックアウトされたのは、弘道館の花です。
今年もこちら愛知県でも梅がちらほら咲き始め、よそのおうちの庭を羨ましく眺めては気もそぞろになってパソコンなんぞの前で悪あがきをしていたおかげでこんな素敵なブログに巡り会えてうれしく思います。
ぜひ今後もいろいろ勉強させてください。
長々と失礼いたしました。偕楽園の梅たちにどうぞよろしくお伝えください。
烈公梅は昭和8年に弘道館と偕楽園のすべての梅を調査した時に、品種にない梅が見つかり、花の良さ、また幹の風格などから、弘道館と偕楽園のすべての梅の木の中から6本選ばれたもののひとつです。(水戸の六名木)。昭和8年に見つかった場所、そして明治初めに黄門様と烈公様を祀った偕楽園わきの常盤神社の参道にもあること。また水戸徳川家当主のお住いの徳川ミュージアムには烈公お手植えという古木があることから、烈公梅と名づけられる前からすでにとても大切な梅の木であったことがうかがわれる梅です。このような梅の木を植えてみたいと思われたとは不思議なご縁ですね。
確かに烈公梅は水戸以外ではあまり見かけませんね。私は小田原のフラワーガーデンで見たことがあります。また、烈公梅と称して似てはいるものの、少し違う花も出回っているようです。偕楽園にもそういう花が植えられた時期があります。私もこれぞ烈公梅という花にいまだ迷うところです。花は小さめ、花弁は細めで花弁と花弁の間に隙間のある花を咲かせるものです。おそらく古い時代に中国から入ってきた梅か、それをもとに作出された品種なのかと私は考えました。それは中国野梅の中に花の形が似ているものがあるからです。
梅はむしろこちらよりはもう少し温かい地を好むとおもいますので、そちらのほうがよいかもしれません。
梅の苗を扱う苗木屋さんは少なくなりました。まして烈公梅は水戸特有の梅ですから難しいです。知り合いの盆栽屋さんに頼んだところ挿し木した苗が少しあることがわかりました。花の形は見ていませんが説明いただきましたところ間違いないと思います。交渉次第では手に入れることができるかもしれませんね。
盆栽屋さんにお問い合わせくださったなんて、本当に恐縮です。ありがとうございます。そうですか、苗木はあまり売られていなくなっていたのですね。
ぜひぜひ、とお願いしたいのですが、盆栽でなくある程度大きく育てることは可能でしょうか。植える時季はいつがよいのでしょう。宅配か何かで送っていただくことは可能なのでしょうか、水戸まで取りに伺ったほうがよいのでしょうか。など、具体的に考えると様々な問題が浮かんできます。
それから、育てていくにはどうするのがいいのか、教えていただくことも重要ですね。(もう手に入った気になってますね。)(それにしても手に入るとしたら、夢のようです。)
よろしければ、その盆栽屋さんの苗木が手に入るようお力添えをいただきたくお願い申し上げます。もちろん、無理はなさらないでくださいね。お忙しい時だと思いますし。
とにかく何はともあれまずは御礼まで。目にとめてくださってお気にかけていただき、深く深く感謝申し上げます。
宅配で送ることは可能と思います。
育て方については日本梅の会会長の大坪孝之先生の本がNHK出版から発行されていますので、ご参照ください。
NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 ウメ 大坪孝之著
植える時期は今で良いと思います。葉が出てくる前で地面が凍らなくなってきたら植替え時期です。
苗の送り先ご住所などを教えていただけましたら近日中の発送が可能になると思います。
なお、ご住所などはここには書くことはできませんので、私の場合はネットのフォト蔵を使用していまして、そちらでフォト蔵に登録していただき、フォト蔵の雑草に友達申請をしていただき、雑草と友達関係になると、二人だけのメールのやり取りもできるようになります。
私のフォト蔵のアドレスは下記です。
http://photozou.jp/user/top/1299724