早くもシモバシラの花が咲き始めました。昨年、一昨年は9月10日ころの開花であったので今年は2週間以上も早い開花です。
今年は猛暑少雨で地面の乾燥が激しい時があったので草丈は短めです。それが一転して秋雨前線の停滞で曇天小雨の日が続いたので咲き始めたのでしょう。まだ節ごとに蕾が出そろっていません。シモバシラは気候の目まぐるしい変化について行けないかのようです。
そのほか庭で咲いている花や蕾など。
四国、九州などで見られるコバノボタンヅルの蕾が膨らんできました。種をいただいた実生苗で初めて花を見ることになります。
神奈川県植物誌によると大磯でも発見されています。花が咲くのが楽しみです。とはいえつる草なので庭のジャングル化が一層激しくなるのが恐怖です。
シマサルスベリも種をいただいた実生苗です。実生苗は3本ですが、3本とも性質が異なり、サルスベリとの交雑かと思われます。
これは白花で花期が早いものです。本来のシマサルスベリに近いものと思います。他に花期がやや遅い赤花とさらに花期が遅い白花があります。
タヌキマメの蕾が膨らんできました。庭で見るのは初めてです。
昨年楽しい自然観察でいただいた実がついていた枝を湿地に見立てた鉢に挿しておいたところ、こぼれ種が発芽したものです。
タヌキマメの発芽を見るのも初めてで、これがタヌキマメかどうかはわかりませんでした。楽しい自然観察の教室でもわからないほどでした。
本葉の中央に筋が現れてきてはじめてタヌキマメらしいことに気が付きました。
ナガサキギボウシの蕾が膨らんできました。ナガサキギボウシの花茎は分枝したり、首振りをするなど他のギボウシでは見られない特徴があります。
ナガサキギボウシの葉柄は白っぽい明るい緑色です。新しい花茎も出てきています。
ノシランが咲いています。濃い緑色の葉の中に真っ白な花が咲きます。花茎は平べったいのでヤブランのように直立ではなく倒れています。
ヤブランの花
マキエハギの花
カモメヅルの花
トラノオスズカケの花
コバノボタンヅル、珍しいのを色々とお持ちです。やっぱり狸豆、咲いた花を先日拝見しました。
自生地はそちらのほうですが何が原因だったのでしょうかね。こちらでは園芸店で入手したのですが、もう20年くらいにはなります。
タヌキマメは初めて庭で咲かせました。