マチンガのノート

読書、映画の感想など  

発達「障害」と、ノーマライゼーション

2016-01-17 00:57:37 | 日記
社会においてサービス産業が占める割合が増えたため、
コミュニケーションや、その場の空気を読むのが苦手な人が
「発達に障害をきたしている」という、「障害者」として
析出されてきた、という見方をする人もいる。
社会の複雑化、日常で使う機器の高度化、制度の複雑化に
ついていけない人が「障害者」とされていくと、
どんどん「障害者」とされる人が増えるのではないのだろうか?
すべての人がそのような社会の変化について行けるわけではない。
これまで、身体的、知的にハンディキャップを持っている人に対して
ノーマライゼーションとして「ともに暮らす」「助け合う」というのが
言われてきたが、目立った障害のない人に対しても、
「助け合う」「ともに暮らす」というのを拡げていかないと
ほとんどの人が「障害者」とされるのではないのだろうか?