マチンガのノート

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中国における技術への問いー宇宙技芸試論 序論1 ホイユク

2018-01-03 00:13:03 | 日記
最近、発売されたゲンロン7に収録
序論の冒頭部の訳。今号より3回にわたり、序論の翻訳が載るとのこと。

西洋での技術や科学の基として、哲学的にはギリシア神話の中の
人間の創始者でもある巨人プロメテウスの神々への反乱、火と生存の手段を
盗み出すことなどの物語があるが、中国ではそのような断絶は見られず、
人間の創造と技芸の起源に関しては、いにしえの氏族の指導者であった
三人の皇帝があり、起源への反乱や超越は見られないとのこと。
中国では羅針盤や火薬、印刷などを発明しても、近代科学などの普遍的な
方向へ向かわなかったことは、そのようなことにも由来するのではないだろうか。
そのようなことの一つとして、著作権、知的所有権、普遍的人権への
関心の低さもあるのではないだろうか。
日本においては、米ソ冷戦下において、米国の都合もあり、気前よく教えてもらい、
経済的に発展した部分が大きいので、経済以外の普遍的な価値、
基本的人権などについては関心が薄かったのではないだろうか?