始まりからチームプレーでの何らかの敵のアジトへの強襲シーンで、襲撃して敵の持っている
ハードディスクをどんどん集めていきます。
組織的に計算された襲撃方法で、必要となれば18歳の少年を含む敵も拘束後にあっさりと射殺します。
ドローンを含めた味方のバックアップチームが様々な方法で情報を集めながら支援して、
地元の消防や警察が来る前に片づけるようにします。
その後、いかに主人公のジェームス・シルバ(マーク・ウォルバーグ)が知能が高く優秀で、
どのような経緯でその職業に就いたのかが説明されます。
全部白のジグゾーパズルをするところなどは、「ザ・コンサルタント」に着想を得たものでしょうか。
その後、赴任先の東南アジアの架空の国で、放射性物質の捜索をしていますが、
地元の警察のリー・ノアー(イコ・ウワイス)が情報と引き換えに米国への亡命を要求します。
さらに大使館内の医務室にも刺客が来て、イコ・ウワイスさんの格闘シーンが展開します。
そして冒頭のチームで輸送機の来る空港まで22マイルを護送することになります。
バックアップチームも他のどこかに陣取りスタンバイします。
車二台での護送なので、道路沿いにストーリーも進むのかと思っていたら、
結構早い目に、集合住宅へ舞台は移動してゆきます。
感想
地元民の子供が爆弾を仕掛けたり、投げたりしてくるのはやはりイラクなどでも実際に
米軍などが体験したことを基にしているのだろうか、と思いました。
護送チームはどんどん敵を射殺しますが、チームメンバーも撃たれて死んでいくのは、
やはりこの20年の米国の経験に影響されていそうです。
最初の襲撃シーンはいいのですが、その後の主人公の背景説明が、いろいろ詰め込みすぎな感じでした。
道路の戦闘でであっさりと車を破壊されて、集合住宅へ舞台を移しますが、道路沿いでストーリーを
展開させたほうが、スピーディーで解り易い映画になっただろうと思います。
バックアップチームについてですが、どこにでもネットから簡単に侵入して、いろいろ操れるのが、
ご都合主義的に思えました。
退屈はしませんでしたが、やはり素材を生かし切れていない感じは大きかったです。