マチンガのノート

読書、映画の感想など  

アメリカン・ハニー (2016) 監督 アンドレア・アーノルド 出演 サッシャ・レイン シャイア・ラブーフ

2020-09-27 23:11:57 | 日記

アメリカの懐の深さを感じる映画

貧困や育児放棄で居場所が無かったり、行くところがない若者を勧誘して、バンで各地を回って、

雑誌の訪問販売をしている若者のグループの話です。

裕福そうな家の主婦も、胡散臭い販売員が訪ねてきても家に入れて話を聞いてあげたり、

トラックの運転手も、車に乗せて話を聞いて契約してあげたりと、

何かと市井のアメリカ人たちの懐の深さを感じさせる映画でした。

新人の勧誘役のジェイク(シャイア・ラブーフ)が、主人公のスター(サッシャ・レイン)を

バーベキューに招いた年配のカウボーイたちに、銃を突き付けて車を奪ったりしますが、

その人達も、悪い男のせいで若い女性のスターに、前科がつくのを気にかけて、

警察に通報するのも翌日にしていそうでした。

リッチな大国だった期間がそれなりに長く在ったことが影響しているのでしょう。

昔の西部劇のようにすぐに強盗に豹変したり、ロシア映画のように暴力的な方向に行かないのは、

様々なメディアを通して、法の支配が一般の人にも内面化されている点が大きいのでしょう。

最近の米国に関するニュースを見ていると様々な分断と対立があり、武装しているグループも

多いアメリカですが、寛容さと懐の深さがあるので、何とか国としてまとまりを保っているのでしょう。

American Honey | Official Trailer HD | A24


医療関係者に邪魔ばっかりされた

2020-09-27 01:22:58 | 日記

もともと学校どころではない家庭だったので、学校の勉強も受験も関心ないことを

無理やり暗記させられていたが、高校の時にこれ以上無理になり、親に学校を辞めると言ったが、

父親が仕事で知り合った医師を家に連れてきて、その医師があれこれ言ったので、辞めることも出来なかった。

その医師は有名大学の理学部を出て、医学部に入り直して医師になったので、

努力して勉強して医師になったという事で偉そうな人だった。

そういう医師だったので、学校どころじゃない家庭の知り合いは居ず、

関わった事もなかったのだろう。

そのため、こちらの事は普通の家庭の受験生がごねている程度にしか見えなかったのだろう。

父親は企業に居させてもらっていただけの人だったが、医師にはそれも見えなかったのだろう。

そのため関心も持てず理解も出来ない勉強を丸暗記されられ続けた。

二浪が決まって、予備校に紹介してもらって賄い付きの下宿を自分で探して決めて、

親が頭金も払ったが、その医師が「そんなの出来るわけがない」と母親に言ったので、

家を脱出できなかった。

無理やり関心のない勉強を暗記させられても、それなりの点数を取ることは普通は出来ないのかもしれない。

そのため、医師もこちらが普通の家庭で普通に育ったと考えたのかもしれない。