フランス人作家がグーグルなどの米国の巨大IT企業への懸念から書いた小説ですが、
機械で作った体に元の人の記憶や性質を移し替えると、元の人が死んでもその人は
ずっと生きていることになるという点が、こちらからすると受け入れられませんでした。
元の人が死んだ時点でその人のコピーがあろうと無かろうと、
その人本人は亡くなるとしか思えません。
そのあたりが欧米人と日本人の人間観の違いなのでしょうか。
結構、日本を含めた各国で読まれているようですが、そう思う人は少ないのだろうかと
思いました。