マチンガのノート

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透明性 著 マルク・デュガン 早川書房 感想

2022-01-31 08:35:30 | 日記

フランス人作家がグーグルなどの米国の巨大IT企業への懸念から書いた小説ですが、

機械で作った体に元の人の記憶や性質を移し替えると、元の人が死んでもその人は

ずっと生きていることになるという点が、こちらからすると受け入れられませんでした。

元の人が死んだ時点でその人のコピーがあろうと無かろうと、

その人本人は亡くなるとしか思えません。

そのあたりが欧米人と日本人の人間観の違いなのでしょうか。

結構、日本を含めた各国で読まれているようですが、そう思う人は少ないのだろうかと

思いました。