綺麗で可憐な杉咲花さんが「気の毒な市子」を演じるので、最後の方で身分証を得るためにした行動と、
その後のスッキリした態度の容姿とのギャップがより浮かび上がります。
それまでにも様々なことを乗り越えるためにも色々としますが、それらのこととは能動的にするのかどうかが、
大きな違いでしょう。
親鸞の悪人正機説を思い出しました。親鸞も時代の変わり目の変化の大きな時代の人なので、
様々な人が思わぬ行動をするのを見たのでしょう。
現在でも、DV夫から妻を引き離して保護するのは、様々な制度を使う必要があり、
色々と大変だそうです。
最近になって信田さよ子さんの著作が理解されるようになってきたのも、これまでは恵まれた人には
信田さよ子さんの書いているようなDVなどの事は、自分とは関係のない世界の話ということで、
関心を持つ人自体が少なかったからでしょう。