ノルウェーに伝わる妖精のトロールを素材にしたノルウェー映画です。
【あらすじ】
ノラ・テディマン(アイネ・マリー・ウィルマン)は子供の頃、父親のトビアスから、
何かとトロールの伝説を聞かされていました。
その20年ほど後、ノルウェーのドブレ山脈で鉄道を通すために山を掘ってトンネルを通す工事が行われていると、
巨大な何かが現れたので、古生物学者になったノラも、政府の対策本部へ呼ばれます。
現れたものは、伝説の巨大なトロールだとノラが言っても周囲は本気にしませんが、実際にその姿を見て、
政府も対策を取ることにします。
政府は軍隊を使い、トロールを倒そうとしますが、大きな大砲を使ってもトロールを倒せません。
そしてトロールは徐々に首都に近づいて来るのでした。
【感想】
首都の王宮の地下にトロールの遺骨がたくさんあり、もともとノルウェーに住んでいたのが、
キリスト教化の際に虐殺されたという設定が、日本や米国のモンスター映画などと違い、
考えさせるところでした。
単なる大きな怪物ではなく、伝説や歴史も入れてキャラクター設定がされているところが、
この映画の一番の特徴でしょう。
その点で、奥行きのある映画だと思いました。
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