イタリア人がアメコミ物的な設定で作った映画ですが、独特の物になっていました。
【あらすじ】
第二次大戦中のイタリアで、ユダヤ系のイスラエル率いる小さなサーカス団のメンバーたちは、
虫使いの青年、磁石人間のピエロ、毛むくじゃらの怪力男、電気を発する少女、などで、
アメリカに移住するために団長にお金を預けますが、彼は帰ってきません。
電気少女は彼を探しに行きますが、他のメンバーはドイツの運営するベルリン・サーカスへ向かいます。
そこを率いるフランツは、指が6本あるためドイツ軍に入れず、ナチスドイツの役に立つ特異能力者を探しているのでした。
【感想】
物語の設定は、アメコミ的なところもありますが、歴史が長く、第二次大戦では戦場にもなったイタリア人が作った
映画なので、そこに住んでいたユダヤ系の人たちがナチスに連れて行かれるなど、何かと重い設定となっていて、
いろいろと物悲しい内容の映画でした。
それぞれが自分の特異な能力を使いますが、なかなか何かと上手くいかないところが良かったです。
意外なところはパルチザンとドイツ軍の戦闘シーンなどが、結構しっかり作ってあったところです。
特異な能力を持つ登場人物が出てくる設定の映画でも、それぞれ作った人の文化というものが
何かと影響することが伺える映画でした。
「フリークスアウト」
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