東畑開人さんがツイッターで、
"「臨床心理学1995年革命説」。信田さよ子さんの歴史観だが、大変説得力ある。
その年に内面的な心の問題とされていたことの多くが、実際に生じた暴力の結果だと再定義された。
阪神大震災とオウム事件が起こり、DVが言葉として流通し始め、スクールカウンセラーが始まった年のこと。
心の臨界点の話。"
と投稿していたが、日本兵の戦争神経症が無視されてきたことも
影響しているのだろう。
BS1スペシャル「隠された日本兵のトラウマ~陸軍病院の8002人のカルテ~」
治療者やクライアントも、知識として知らなかったら、いくら探しても
何が原因かが解らないことが多いのだろう。
中井久夫氏や神戸の臨床家がJ.ハーマンや、アラン・ヤングなどを
翻訳し始めたのも、臨床上の必要性に気づいたからなのだろう。