マチンガのノート

読書、映画の感想など  

信田さよ子さんの臨床心理学観について

2021-02-09 20:34:35 | 日記

東畑開人さんがツイッターで、

"「臨床心理学1995年革命説」。信田さよ子さんの歴史観だが、大変説得力ある。

その年に内面的な心の問題とされていたことの多くが、実際に生じた暴力の結果だと再定義された。

阪神大震災とオウム事件が起こり、DVが言葉として流通し始め、スクールカウンセラーが始まった年のこと。

心の臨界点の話。"

と投稿していたが、日本兵の戦争神経症が無視されてきたことも

影響しているのだろう。

「戦争とトラウマ」中村江里

BS1スペシャル「隠された日本兵のトラウマ~陸軍病院の8002人のカルテ~」

治療者やクライアントも、知識として知らなかったら、いくら探しても

何が原因かが解らないことが多いのだろう。

中井久夫氏や神戸の臨床家がJ.ハーマンや、アラン・ヤングなどを

翻訳し始めたのも、臨床上の必要性に気づいたからなのだろう。


映画「ひとくず」の製作について

2021-02-02 23:45:30 | 日記

下記のリンク先にあるように、撮影の終盤にクラウドファンディングで制作費を

調達したようです。

資金の使いみちとしては、以下のものが挙げられています。

・映画上映・広告費用  200万円

・映画制作費 150万円

・キャスト出演料 100万円

・リターン制作 50万円

31人から出資があり、1,272,000円が集まったとのことです。

CAMPFIREのサイト

趣意書や登場人物の相関図が載っています。

映画のエンドクレジットでも多くの企業などが挙げられていました。

興行収入予想のサイトにも10月時点での興行収入予想が載っていました。

この様な映画であれば他の国でもリメイクされるといいと思います。

次の作品の「ねばぎば新世界」は赤井英和さんとのW主演で、

なかなか濃い感じの映画のようです。

こちらも第8回ニース国際映画祭(フランス)で外国語部門最優秀作品賞(グランプリ)と

最優秀脚本賞(上西雄大)を受賞しています。

これからが期待される監督です。