マチンガのノート

読書、映画の感想など  

ロードハウス/孤独の街 監督 ダグ・リーマン 出演 ジェイク・ギレンホール ダニエラ・メルヒオール コナー・マクレガー 感想

2024-03-22 22:18:31 | 日記

'89年にパトリック・スウェイジ主演で製作されたもののリメイクとのことです。

フロリダのバーの用心棒に雇われた元プロの格闘家を中心にした物語です。

【あらすじ】

元プロの格闘家であるダルトン(ジェイク・ギレンホール)は、フロリダのバーのオーナーに用心棒として雇われます。

そこには何かと荒らしに来るグループが来ますが、ダルトンはあっさり追い返します。

しかし彼らを追い返しても、物事は解決しないようなのでした。

その地域を開発して、今は刑務所に収監されているボスの息子のベンが、その土地を狙っていて、

保安官たちともつながっているのでした。

【感想】

全体的なストーリーは、いかにもありそうなものですが、何かといろいろな要素を詰め込んでいました。

格闘中心のアクションシーンが展開しますが、ボスが送り込んだサイコな男(コナー・マクレガー)の演技が

とても役柄に合っていて、いかにも何をするか解らない感じで、鑑賞後にプロの格闘家が演じていると知り、

意外に思いました。

 

Amazon Original『ロードハウス/孤独の街』本予告動画|プライムビデオ

 

 

 


Lift リフト 監督 F・ゲイリー・グレイ 出演 ケビン・ハート ググ・バサ=ロー サム・サーシントン 感想

2024-03-20 22:00:12 | 日記

 

 

「ミニミニ大作戦」のF・ゲイリー・グレイ監督の作品です。

1時間半の時間に上手くいろいろ詰め込んだ映画になっています。

テイスト的には「ミニミニ大作戦」と同じような感じのモノでした。

【あらすじ】

サイラス(ケビン・ハート)とその仲間達は、美術品を相応しくない持ち主から盗んでいますが、

それを追っているインターポールの捜査官アビー(ググ・バサ=ロー)は、上司の警視正ハクスリー(サム・サーシントン)から、

富豪のヨルゲンセン(ジャン・レノ)がハッカー集団「リヴァイアサン」と何か企んでいることを阻止するため、

サイラスたちと協力して支払いに当てられる5億ドル相当の金塊を盗み出すよう命じられます。

ヨルゲンセンは、これまでにも大事故や災害で巨額の利益を手にしていたのでした。

【感想】

IT長者やハッカー集団、GPSなどの何かと話題になる事柄がいろいろと詰め込んでありますが、

全体的に解りやすく作られていました。

最近の映画にしては、残酷になったり重くなったりせずに上手く作られていました。

気軽に見るのにちょうどいい映画になっています。

 

『Lift/リフト』予告編 - Netflix


臨床のフリコラージュ  東畑開人 斎藤環 青土社 感想 2

2024-03-17 07:54:03 | 日記

本書の中で東畑氏いわく、今の心理士の仕事の7割はケースワークとのことだが、

もともとかなりの割合でそのような対応が必要だったものが、虐待や貧困やDVなどが

社会的に認知されてきたことにより、心理士の臨床の中でも見えるようになり、必要な対応を取れる様になった、

という面が大きいと思われる。

それまではクライアントがそのような話をしても、心理士自身の身近にないことから、その内容を理解も想像もできず、

相手の置かれている状況自体に関わるということを思いつかなかったケースが多かったのだろう。

そして本人の内面を掘っていくなどのみで、あまり意味のある関わりができないケースが

多かったのだろう。

心理士やケースワーカー、保健師などの多職種で連携することの必要性がよく分かる事柄である。

様々なルポルタージュや社会学的な調査も役にたっているのだろう。


赤刃 長浦京 

2024-03-10 22:43:15 | 日記

映画「リボルバー・リリー」などの原作を書いた長浦京さんの書いたものです。

【あらすじ】

徳川家光の時代に、戦国時代に活躍した赤迫雅峰たち一党が江戸で辻斬りをしだし、

何人もの武士たちが掃討使として討伐に駆り出されますが、皆、返り討ちにあったり、消息不明に

なったりします。

そのため、武芸で名高い旗本の小留間逸次郎が駆り出されることになるのでした。

【感想】

普段、時代物は読まないのですが、多分、剣豪モノなどなら流派の誇りをかけて殿などの前で、

正々堂々と戦うのでしょうが、こちらは、百人以上辻斬りで斬り、さらに大名の子息なども

さらって行っている相手なので、主人公の逸次郎たちも、配下の者を使い、様々な手を使い、

相手を倒そうとします。

江戸時代という舞台の中、近代が芽生えてきているような展開でした。

作中出てくる様々な役職が分かりにくかったり、名前が読みにくかったりはしましたが、

読み応えは十分でした。

 

 

赤刃

江戸市中にて行われる合戦。乱を孕む時代を疾走する青年武士、戦場の異種格闘技としての決闘を描く。第6回小説現代長編新人賞受賞作。

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