コンクリートの間から顔を出している枯れ草が、あの夏の夜にささやかに火花を散らす線香花火のように見えました。夏がはるかに遠ざかってしまったから、かえってその残像が甦ったのかもしれません。あの小さくピッピッと飛び散る小さな火花も、夏のあの空気のなかのものですね。もう、その夏も枯れて時がたってしまったとの思いがよぎりました。夏のちょっとした落とし物のように見えました。
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いつもは右手の剱岳にスポットライトが当たったように、剱岳が浮かび上がるのですが、今朝は違いました。剱岳は隠れて、いつもは脇役に徹している坊主頭のような赤谷山が目立っていました。これも山としては独特の特異な形をしています。その右に剱の大窓・小窓などか少し見え隠れしています。
傲然とそびえる剱岳がなければ、この赤谷山もそんなに身を縮めなくても、それなりに名前も知られたであろうになどと余計なことを考えさせられました。今朝は、妙に美しく見えました。
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縞馬の死体に群がるハゲワシです。これは、道路のすぐ傍で見ました。ドライバーによると、この縞馬は、病気で死んだようです。現在は乾期の終わりで、乾燥しており地表に塩分が多く出てくるので、草食動物が死ぬことが多く、肉食動物にとっては楽な季節のようです。
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アンボセリのサファリウォッチングです。オル・トカイを出たところで出会った象の群です。夕刻時だったので、何処かねぐらに向かうところのようです。象は多くおり、割合簡単に見ることが出来ます。子象も多くいます。
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