これから雨かも

　雨になるかも知れないと言ったら、山男の彼は「覚悟しているよ。中高年の遭難が多いけれど、やっぱり十分な装備だね。それに危なければ直ぐ引き返す決断が大切で、私など目的を果たせないことも多いよ」と言っていました。「お互い大事にしなくちゃね」と言って別れました。帰りには雨粒がポツポツと来ていました。彼らが目的通りいったかどうか、台風が近づくなかで気にかかります。
　「馬場島行き」はこれで終わりです。

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65歳の山男

　どこから？と話しかけたら「神奈川から」と答えて、話しが始まりました。「今年65歳でもう45年間劔には毎年何回か山岳会で来ている。ここはホームグラウンドだ。昔遭難した山仲間の追悼レリーフをはめた岩が砂防工事で爆破されるのでレリーフを撤去し、そこの神社に納めに来て、明日から赤谷山から大猫山・猫又山などに登るつもりだ」などと、ご機嫌で喜々として話してくれました。羨ましさを感じました。

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馬場島は人・車でごった返す

　こんな日はあまり人が入っていないと思っていたら、大違いでした。駐車場は車でいっぱい、人があまりにも多いので驚きました。馬場島荘も開いるのを始めてみました。テントで楽しんでいる人、馬場島荘に泊まって明日の登山に備える人・・・

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いよいよ馬場島

　もう少しで劔岳の早月の尾根登山ルートの登山口、劔岳直下の馬場島です。湿度が高く、この辺まで来ても空気が肌に粘り着く感じです。

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ガスが山にかかる

　高度が上がるにつれ、次第にガスが山にかかるようになってきました。

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木の実・なんとかベリー？

　「馬場島行き」の続きです。
　秋の気配があちこちに見えます。・・・ベリーとでも言うのでしょう。口に含んでみたら、少し渋くて少し甘かったです。虻が多くて往生しました。まわりをぶんぶん飛び回り車の中にあっという間に虻が入り込みます。太ももを射されました。

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