2011/8/31 (水曜日) 曇り
アルミパイプのシリンダーとアルミ丸棒のピストンを組み合わせた
スチームエンジンは何とか成功した。
ただ、アルミパイプやアルミ丸棒は半田付けができないので
工作手段は限られてしまい、格好の良いスチームエンジンはできない。
そこで何とか真鍮のパイプが手に入らないか探して歩いた。
真鍮パイプなら半田付けができるので工作が楽になり、格好よく
仕上げることができるはずだ。
ある時、ホームセンターの水道機材売り場で洗面台の排水に使う
部品が目に入った。
ちょっと太めだけどこんなものしか見つからないのだから仕方がない。
このパイプを使うことにした。
↓ 洗面台の下の排水管として使うパイプ。 ちょっと太めだけどこれを使うことにした。

↓ パイプの内径に合わせてピストンを作った。 旋盤なんて気の利いた工作機械はない。
ヤスリでゴリゴリと削って丸くする。 とても根気のいる仕事だ・・・

↓ ボール盤に咥えて回転させ、ヤスリを当ててまん丸に仕上げる。
しかし、なかなかまん丸には仕上がらない。

↓ 何とか出来上がったシリンダーとピストン。 半田付け加工ができたので1号のそれに
比べて格好良く仕上がったと思う。

↓ すべり弁と組み合わせて手動によるテストをした。 うまく動いてくれた。

このシリンダーとすべり弁を組み合わせて単気筒のエンジンを組み上げて
テストを続けていた。
どうも思うようには回転してくれない。
ボイラーの圧力が低いのかも知れない。 そこで強力なアルコールランプを
作ってテストした。 ところがそれはとんでもないことになった・・・・
↓ 燃え芯が8個もあるアルコールランプ。 ぼうぼうと炎が上がる。

↓ それを密閉されたボイラーの燃焼室で燃やしたので熱がこもって容器が壊れてしまい、
ものすごい勢いで炎が噴出した。 慌てて消そうとしたが全然消えない。 焦った・・・

そんなわけでこの強力なアルコールランプは諦めた。
↓ そんなことをしながらも、2号エンジンを2気筒にする工作を続けていた。
苦心しながら2つ目のすべり弁を工作した。

↓ 2気筒のエンジンができた。 何とか自己起動できるようになったがまだ力不足だ。
ボイラーの大きさに比べてシリンダーが大き過ぎるのかもしれない。

↓ 何度も通った馴染みの店でちょうど良い太さの真鍮パイプを見つけた。
どうして今まで見つからなかったのだろう!?

↓ 新しいパイプで作ったシリンダピストン。 大分ほっそりして見える。

↓ 新しいピストンに取り替えて組立て直しているところ。

↓ 改造した2号エンジン。 すべり弁も左右同じ形式にしたので格好良くなった。

↓ そろそろ機関車のイメージが浮かんできた。 こんなボイラーが良いかな?

↓ 薄いスチール缶にロウ付けするのはとても難しかった。 苦労して何とか・・・・

↓ このボイラーでテスト運転中に水漏れが発生した。 何度も何度も修理したが・・・・・

↓ どうしても穴が塞げず、ついには細切れにして燃えないゴミに出してしまった。

↓ やっぱり炙り釜のボイラーにするしかないか? 少しでも熱が回るように銅板で作った。
そして気休めのつもりでボイラーの中にパイプを通してみた。

↓ このボイラーで固形燃料を燃やして運転してみた。 2号エンジンは快調に回ってくれた。
これなら蒸気機関車にできるかもしれない・・・・という希望が持てた。

↓ ボイラー、エンジンを前に置いて機関車のデザイン検討を始めた。

銅板で作って煙管もどきのパイプを貫通させたこのボイラーで
2号エンジンを動かせばかなりの力が出ることがわかった。
そこでいよいよ、機関車に組み立てることにした。
(次号に続く)
アルミパイプのシリンダーとアルミ丸棒のピストンを組み合わせた
スチームエンジンは何とか成功した。
ただ、アルミパイプやアルミ丸棒は半田付けができないので
工作手段は限られてしまい、格好の良いスチームエンジンはできない。
そこで何とか真鍮のパイプが手に入らないか探して歩いた。
真鍮パイプなら半田付けができるので工作が楽になり、格好よく
仕上げることができるはずだ。
ある時、ホームセンターの水道機材売り場で洗面台の排水に使う
部品が目に入った。
ちょっと太めだけどこんなものしか見つからないのだから仕方がない。
このパイプを使うことにした。
↓ 洗面台の下の排水管として使うパイプ。 ちょっと太めだけどこれを使うことにした。

↓ パイプの内径に合わせてピストンを作った。 旋盤なんて気の利いた工作機械はない。
ヤスリでゴリゴリと削って丸くする。 とても根気のいる仕事だ・・・

↓ ボール盤に咥えて回転させ、ヤスリを当ててまん丸に仕上げる。
しかし、なかなかまん丸には仕上がらない。

↓ 何とか出来上がったシリンダーとピストン。 半田付け加工ができたので1号のそれに
比べて格好良く仕上がったと思う。

↓ すべり弁と組み合わせて手動によるテストをした。 うまく動いてくれた。

このシリンダーとすべり弁を組み合わせて単気筒のエンジンを組み上げて
テストを続けていた。
どうも思うようには回転してくれない。
ボイラーの圧力が低いのかも知れない。 そこで強力なアルコールランプを
作ってテストした。 ところがそれはとんでもないことになった・・・・
↓ 燃え芯が8個もあるアルコールランプ。 ぼうぼうと炎が上がる。

↓ それを密閉されたボイラーの燃焼室で燃やしたので熱がこもって容器が壊れてしまい、
ものすごい勢いで炎が噴出した。 慌てて消そうとしたが全然消えない。 焦った・・・

そんなわけでこの強力なアルコールランプは諦めた。
↓ そんなことをしながらも、2号エンジンを2気筒にする工作を続けていた。
苦心しながら2つ目のすべり弁を工作した。

↓ 2気筒のエンジンができた。 何とか自己起動できるようになったがまだ力不足だ。
ボイラーの大きさに比べてシリンダーが大き過ぎるのかもしれない。

↓ 何度も通った馴染みの店でちょうど良い太さの真鍮パイプを見つけた。
どうして今まで見つからなかったのだろう!?

↓ 新しいパイプで作ったシリンダピストン。 大分ほっそりして見える。

↓ 新しいピストンに取り替えて組立て直しているところ。

↓ 改造した2号エンジン。 すべり弁も左右同じ形式にしたので格好良くなった。

↓ そろそろ機関車のイメージが浮かんできた。 こんなボイラーが良いかな?

↓ 薄いスチール缶にロウ付けするのはとても難しかった。 苦労して何とか・・・・

↓ このボイラーでテスト運転中に水漏れが発生した。 何度も何度も修理したが・・・・・

↓ どうしても穴が塞げず、ついには細切れにして燃えないゴミに出してしまった。

↓ やっぱり炙り釜のボイラーにするしかないか? 少しでも熱が回るように銅板で作った。
そして気休めのつもりでボイラーの中にパイプを通してみた。

↓ このボイラーで固形燃料を燃やして運転してみた。 2号エンジンは快調に回ってくれた。
これなら蒸気機関車にできるかもしれない・・・・という希望が持てた。

↓ ボイラー、エンジンを前に置いて機関車のデザイン検討を始めた。

銅板で作って煙管もどきのパイプを貫通させたこのボイラーで
2号エンジンを動かせばかなりの力が出ることがわかった。
そこでいよいよ、機関車に組み立てることにした。
(次号に続く)