デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

3方弁を作りました

2011年08月21日 21時00分13秒 | 工作実習
2011/8/21 (日曜日) 雨



ロウ付け用作業台ができたので、試しに陸蒸気に取り付ける3方弁を作ってみた。

「3方弁て何?」

えへへへ・・・(照れ笑い) これは実習生が勝ってにつけた名前で本当にこんな
名前があるかどうかは知りません。

つまり、

1つはボイラーからシリンダーへの蒸気の供給。

2つ目は供給停止。(ボイラーの圧力は上昇する。)

3つ目はボイラーから蒸気を排出する。(圧力低下)

これを一つの弁で切り替えるのです。
うまくいくかはわかりませんが、何でも工作する実習生ですからね。


↓  材料は10mmφと9mmφの真鍮パイプ。  パイプを歪ませないように慎重に切断した。



↓  センターポンチを打つとパイプが歪んでしまうのでハンドドリルを使って穴開け位置を決めた。



↓  穴あけも力を入れずに小さな穴から段々に大きな穴へと慎重に開けていった。



↓  穴を開けた弁の本体に蒸気供給や排気のパイプを取り付けた。



↓  作ったばかりのロウ付け作業台でのロウ付け工作。



↓  うまくいったよ。  植木鉢の作業台より格段に作業しやすい!



↓  弁の中スリーブを塞ぐ蓋を削っているところ。  どこかの記事で「ヤスリ掛けは工作の基本」と
    書いてあったが、確かにそのとおりだ。  



↓  ヤスリ掛けは時間が掛かって、出来たものは体裁もよくないが何とか部品は作り出せる。



↓  組立て前の3方弁。



↓  3方弁の中スリーブに蓋を半田付けする。  





↓  外スリーブと中スリーブを組立ててから中スリーブの反対側を半田付けする。 
    先ほど半田付けした蓋が熔けないように濡れた布切れを巻いておく。



↓  出来上がった3方弁。  残念ながら漏れが大きい。



苦労して作ったわりには漏れが大きくて実用的ではないかもしれない。
でも、この工作はロータリーバルブ工作や、ピストンバルブ工作などの
足がかりになるものだ。
それに漏れの大きいバルブは安全弁の代わりもしてくれるかもね・・・・・




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ロウ付け作業台を作りました

2011年08月21日 20時13分31秒 | 工作実習
2011/8/21 (日曜日) 雨


小雨が降っているが涼しくて工作にはちょうど好い日だ。

陸蒸気やスチームエンジンの工作では、ロウ付け作業は必須だ。
高熱に炙られるボイラーの工作や強度が必要な部品の工作など、ロウ付け作業は
かなり頻繁に行われる。
ロウ付け作業はロウ(銀ロウとか)と言われる溶着材を(ガスバーナーで)
800度近い高温にして溶かし、部材と部材を接着するものだ。
ガスバーナーの炎は1000度以上もあり、やたらな場所では作業はできない。
それに吹き込んでくる風も防がなくてはならない。
今までのロウ付け作業は大きな植木鉢の中に耐熱煉瓦や耐熱台を置いて行っていた。
この場合、上から覗き込むような姿勢でバーナーを操作しなくてはならず、とても
作業がしにくかった。
そこで今日は思い切ってロウ付け用の作業台を作ってみた。


↓  今までの工作で何枚かの耐火ボードが残っていたのでこれを風よけにすることにした。



↓  耐火ボードの風よけを立てるベースを作った。





↓  耐火ボードの風よけを立てたところ。 間口は約30cm 奥行きは約20cmある。



↓  耐熱作業台を置いてみた。



↓  模型用としては馬鹿でかい(と思われる)ボイラーでも十分工作できる。



↓  作業台の耐火ボードは簡単に取り外せるのでコンパクトにできて便利だ。



長い間、植木鉢の中に耐熱作業台を置いてその上でのロウ付け工作をしていたが
作業はとてもしにくかった。
このロウ付け作業台ができたのでこれからの工作はもっと楽しくなることだろう。
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