昨日スーパーで、20世紀プリンと21世紀プリンを売っているのを見て、先週ひろみさんの自宅で行われたお茶事を「21世紀お茶事」と名づけることにしました。
20世紀プリンは、昔懐かしい質素な味がして、「そういえば昔のプリンってこんな感じだったわよね~」と郷愁を感じるのですが、味そのものは21世紀のクリーミーな味のほうがオイシイ。当然長い年月をかけて改良が加えられているので、現代人には21世紀。
だからお茶事も21世紀風に、マンションのリビングと和室とベランダを使って、工夫すればできるんだということを学ばせてもらいました。
高価なお道具よりも、お気に入りの一品があれば十分亭主のおもてなしの心が伝わります。まさにひろみさんのアイディア満載の、玉手箱のようなお茶事で、忙しい中ここまで準備をしてくれたことに、本当に感謝と感激の1日でした。狭い空間もアイディア次第。熱意があれば何でもできるということを学ばせてもらいました。
基本がしっかりしているから、そこを少し崩して現代風にアレンジしても、本流を外れることなく本質を伝えることができるのだと思います。これはどんな芸術も同じですよね。
私も江戸千家の夏のお手前、氷手前をやらせていただき、お稽古で習ったことを披露する機会を得ましたが、実は冷や汗もの。。。お手前の出来はさておき、水で点てるお茶のおいしさをわかってもらえて良かったです。冷や汗かかなくてもいいように、もっとお稽古しなきゃ。