出張でシカゴに来ています。
今日で5日目の夜。
アメリカに来て、いまさら何かに驚くってこともないんだろうなと思っていたのですが、
改めてびっくりすることが二つ。
その一つは、食べる量。
旅行で滞在しているときは、おなかのすき具合や、その時食べたいものを見つけて適宜調整ができるんだけど、
今回のように出張で来て、会社の同僚に連れられてお勧めの店でランチ、ディナーを繰り返しやっていると、
毎回出てくる量に、毎回驚くことになるのです。
毎回連れて行ってくれる店は、「ここの料理は最高!」ランクに属する店らしく、確かにおしゃれな店構えで、
値段も少し高めなんだけど、どこで食べても同じ味に感じてしまうのは、私の味覚の問題なのか?
ステーキも、ハンバーガーも、サンドイッチも、メキシカンも、同じ料理を大量に胃に収める感覚で、これで
太らない訳がない。アメリカでも健康意識が高まっていると聞いていたけど、高まっているのと実際の食生活には、
まだまだギャップがありそうです。
もう一つは、雑談の内容。
家族自慢のオンパレードで、こんなにも朝から晩まで家族の話をするのかとびっくり。
My husband, my wife, my son, my daughter の4つの単語を聞かない日はない!
100キロはありそうな、50代のおばさんマネージャは、愛想が良くて親切で、本当にいい人なんだけど、
よく食べて、よくしゃべり、その上家族の話が大好き。
「私は結婚して21年目なんだけど、my husband のことを初めて会った時よりも、今の方が愛しているのよ」
と化粧っ気のない3重顎の顔でのろけられ、私が目をパチクリしていると、横からすかさず、
「oh, such sweet 」ととろけるような声で別のアメリカ人同僚が反応する。
それに気を良くして、「私の主人は私よりも10歳年上だから、きっと自分の方が早く死ぬだろうし、そうなったら、
私は一歩も外に出なくなるんじゃないかって、今から主人が心配しているのよ~」
「oh, so sweet!」
旦那の話が終わると、今度は息子の話が始まり、息子と旦那の話を交互に聞いて、ランチが終わる。
きっと150キロぐらいの旦那と、100キロぐらいの息子なんだろうな(笑)
日本で生活していると、独身、子供なしでも肩身の狭い思いをすることはないんだけど、アメリカでこれをやるのは
相当しんどそう。
個人主義で生きている日本人はここでは超マイノリティーに属することになりそうです。