シカゴに行く飛行機の中で隣に座ったインド人に聞いた話
彼はテキサス・インストルメントという大手半導体会社のマネージャーで、彼のチームには日本人の部下が数名いて、
年に1回ぐらいの割合で東京のオフィスに出張しているらしい。
面白かったのは、日本人を理解するためのトレーニングを会社で受けているという話。
例えば、日本人の会議について
「アメリカの場合は会議中に発言することが美徳で、発言しない奴は無能だと思われ、発言と発言の間が静かになることが
耐えられない文化だけど、日本人は無駄なことを話さないのが美徳で、静かな間をリスペクトする文化なんだよね。だから僕も
日本人と話すときは、会議中で意見が出なくても後で聞くようにしている」
はぁ~、素晴らしい。
インド人もビックリ、じゃなくて、日本人もビックリ!
会議中に寝ているマネージャーには朗報です(苦笑)
お互いの文化を尊重しましょうという尊い精神に基づいていて、何でもかんでもアメリカのやり方を押し付けるのではない考え方が
新しい時代のグローバルリーダーを予感させました。
日本人が各国の国とのビジネスの商習慣が違うのに悩んでいるのと同じように、インド人も日本人を理解しようと懸命に努力
しているようです。