今日という一日

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茶道お稽古8月

2017-08-19 21:49:30 | 茶道お稽古

8月のお稽古のお道具です。

釣瓶(つるべ)水差しと奥にあるのは亀甲竹で出来た結界です。

夏は風炉先の代わりに、結界を使うことがあるようです。

釣瓶の水差しは、そもそも井戸の水をくみ上げる物として使っていたので、
全体を水で湿らせて、蓋も湿った状態で使います。

 

掛け軸は、「一味清風」です。ネットで調べるとこの言葉は、相撲の行事軍配の裏に書かれているようですね。

茶花は桔梗、萩、青い実の千両、矢羽ススキです。真ん中の花は不明。

香合は沖縄の漆器です。

今日は七事式の一つである、数茶のお稽古をしました。

数茶の時には、煙草盆が出されます。

現代においてはこれは形式だけの作法になっていて、実際にこれで煙草を嗜む人にお目にかかった事はありませんが、昔は煙草でくつろぎながら、数茶で遊ぶなんて事をやっていたようです。煙草は公共の場では吸えない現代社会において、茶道の世界ではうやうやしく煙草盆が出される訳で、ここだけ時代から完全に取り残されていますよね。煙草を吸うというより、芸術作品の一つとして、これがあった方が格式高くなる(ようなかんじ?)という位置づけのものかなと個人的には思っていますが、正しい解釈かどうかは分かりません。