チェコに行く前に急いで読み始めた小説、「プラハの春」春江一也(著)
これは日本大使館員の堀江亮介と反体制活動家のカテリーナの時代に翻弄される悲劇的な恋愛小説なのですが、その舞台になった大使館がここです。プラハの春とは(Wikpedia)
この小説は大使館員だった著者の実体験を元に書かれているものですが、ここが小説の舞台になった大使館なのかもしれないと思うと、この写真の見方が一変しました。東欧の歴史に興味を持つことは今までなかったけど、チェコに行ったから、「プラハの春」を読むことになり、それを読んだことで、チェコという国、そこで暮らす人々、全ての景色の意味や重さが自分の中で変わったのを感じました。
これからチェコに行く人は、ぜひ行く前に読むことをお勧めします。
私の場合は、帰ってから全部読破したのですが、ちゃんと見てこなかったことを後悔しました。もう1回行ってこなきゃ!
この大使館がある場所は、マラーストナ地区という場所で、カレル橋の西側になるのですが、小説の舞台となった1967年当時も、きっとこんな感じだったんだろうと思われるような場所が随所にありました。歴史の世界に浸れる場所です。
こちらは有名なジョンレノンの壁と言われるところ。
チェコはロシアや西側の国々の思惑に翻弄され続ける歴史なのですが、自由になった今でも自由を求め、体制と戦った当時のDNAが生き続けているの感じます。