ここが私が2年間通った桑原小学校です。
懐かしさと、こんな感じだったっけ?の両方ですが、小学生の頃はもっと広いところだったと思っていました。子供の頃は何でも大きく広く見えるものなのですね。
この学校に転校して、クラスに入った時に感じた違和感。それは未だに忘れられないぐらいの衝撃でした。それは男子と女子が仲良くしているってこと。
鹿児島の小学校では、男子と仲良くするなんてあり得ない社会。話すときは常にけんか腰で、男子に暴力を振るって泣かせる事ができる女子に尊敬が集まり(私はそんな野蛮な事はしませんでしたが)、親分肌の女子の後ろにいつもくっついて、男子に喧嘩を売っていました(笑)
ところがこの桑原小学校に来たら、異様に男子と女子がいちゃいちゃしている。衝撃だったのは、クラスのまりこちゃんという可愛い女の子と、学級長のA君が付き合っていて、その二人はハート形が二つに割れたペンダントを持っていて、交換日記もしているとの話。でもまりこちゃんは本当はB君の方が好きだとか何とか。。。
目が点!!!! 小学校4年生で、いきなり三角関係のもつれです。
クラスの女子の話題は常に自分の誕生日会にどの男子を呼ぶか? 鹿児島では、男子を呼ぶなんて200%あり得ない。
そして渦中のまりこちゃんはA君もB君も両方とも呼んだのでした。
まりこちゃん、すごい!すでに手玉に取っている!
鹿児島では男子に砂かけたり水かけたりして、追っかけたり追っかけ回されたりで日々を過ごしていたのですが、転校したその日からいきなりおませな女子と仲良くしなければいけないことになり、強烈なカルチャーショックを受けました。
子供ながらにその場の空気を感じ取って、今までの自分じゃここでは仲間はずれにされると思い、転校先の環境になじむように、それはそれは健気に努力したような記憶があります。
残念ながらクラスの中には好きな男子がいなかったので、付き合うところまではいきませんでしたが(笑)
どんな環境にも適合できる能力は、この時と、その後の転校の経験で身に付けたのかもしれないです。
逆に言うと、相手に合わせる事ばかりを考えて、自分が誰なのか分からない自分になったのもこの経験が大きいかも。